ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

大斎節第4主日

2014年03月30日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書9:1-13、28-38>

イエスは弟子に「この人の目が見えないのは罪の結果ではなく、
神の業がこの人に現れるため」と教えました。
この盲人は目が開かれた後、次第にイエスとの人格的なかかわりが深まっていきます。
その一方、ユダヤ教の指導者たちから迫害されるようにもなります。
この人が真理を見抜く目を開かれて真理を生き抜くこと中に
神の業が現れ出てくるのではないでしょうか。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第3主日

2014年03月23日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書4:5-26、28-38>

サマリア地方は、北イスラエル国が
B.C.722 にアッシリアに占領されたおりに異国民が入植し、
南のエルサレムに対抗してゲリジム山に神殿を築きました。
サマリア地方はユダヤから交わりを絶たれ両社は心筋憎悪の関係にありました。
イエスは、サマリア地方のシカルの井戸で女性に子をを掛け、
そのような隔てを超えて両者が一つになって礼拝する時が来ることを告げました。
この女性はイエスがその事を実現する救い主であることを悟り、
人々に自分が出会った救い主を告げ知らせ始めました。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第2主日

2014年03月16日 | ショートメッセージ
<創世記12:1-8>

アブラム(アブラハム)は、当時発展していた街を出て、
主の示す地へと旅立つように召し出されました。
アブラムは、行く先も示されないままに旅立ちました。
そしてベテル(神の家)とアイ(荒れた山)の間に来て、
祭壇を築き主の名を呼びながら生きることは信仰者の生き方です。
主の与えてくださる祝福とは、
私たちが平穏安念に生きる保証ではなく、
主の平和を実現するために主と
この世の間で御心を生き抜く中に与えられるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第1主日

2014年03月09日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書4:1-11>

聖書の世界で「罪」とは神の御心から離れることを意味します。
人が罪を犯した時、その自意識のゆえに罪の事実を認めることが出来ず
取り繕ったり言い訳をして更に罪を上塗りしてしまいます。
神はそのような人間を神の御許に導き返して
神と和解できるようにイエスをこの世に遣わしてくださいました。
血の汗を流し十字架の上で私たちを再び神と結び合わせてくださった恵みを
感謝して受け入れ、生かされて参りましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎前主日

2014年03月02日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書17:1-9>

マタイによる福音書第17章は、本福音書の大きな転換点にあります。
イエスの働きがカリラヤからエルサレムに向かうことへと移る節目の
この第17章があるのです。
主イエスが洗礼を受けた公生涯に始まりと
十字架へ向かう歩み(福音書後半)の始まりに
「これはわたしの愛する子」という神の言葉があり、
しかも後半には
「これに聞け」という言葉が付け加わります。
受難へと歩み始めるイエスに聞き従うことができますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
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