ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

三位一体主日・聖霊降臨後第1主日

2010年05月30日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書16:12-15>

ルカによる福音書の脈絡では
イエス甦りの後50日経った日が聖霊降臨日です。
ヨハネによる福音書イエスが甦った日に
イエス自身が弟子たちに息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と言いました。
ヨハネによる福音書では、
甦ったイエスご自身が弟子たちに聖霊を与えて弟子たちを力づけます。
ヨハネによる福音書では、
ユダヤ暦を視野に含まずにイエスが弟子たちに
息吹を送り力づけて派遣することに重点を置いているのです。
イエスを甦らせた聖霊は御心を行うものに
いつもその場に働いてくださることを覚え、
私たちも御心を行うように励ましを受けることができますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨日

2010年05月23日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書20:19-23>
主イエスさまの甦りの日から50日目に当たる今日は、聖霊降臨日です。
ペンテコステ(五旬祭)と言われるこの日の起源は、
ユダヤの大麦の収穫を祝う日でした。
教会はそれを「聖霊を与えられた日」と意味付け直したのです。
ヨハネによる福音書では、
甦った主イエスご自身が弟子たちに息吹を注ぎ
「聖霊を受けよ」といいました。
創世記の初めに、人間をお創りになった神は
土くれに息を吹き込んでおられます。
主イエスが弟子たちに息吹を注がれたことは、
その前提に立ち、主イエスによる「神の再創造」のお働きと
意味付けることができます。
神によって創られ生かされながら罪のとりことなっていた人間を、
主イエスさまは十字架の死によって贖い、
再創造してくださったのです。
聖霊降臨日は、
その喜びを伝える「教会の始まり」とも位置づけられています。
感謝。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第7主日(昇天後主日)

2010年05月16日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書17:20-26>
甦ったイエスは弟子たちを祝福しながら天に昇っていきました。
これはイエスが世界全体を祝福しつつ治めておられることを
神話的に表現していることです。
私たちの家庭から職場まで世界の隅々までが
主イエスの祝福に包まれています。
私たちは日々の生活を通して、その祝福を証するために
主イエスのみ言葉とみ糧に養われ、
ここからそれぞれに生活へと派遣されていくのです。
御心を行う者に与えられる聖霊を祈り求めながら、
主イエスを証しする働きへと歩み出して参りましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第6主日

2010年05月09日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書14:23-29>
主イエスは弟子たちとの別れを前に
「別の弁護者(助け主)を遣わす」と約束なさいました。
弁護者とは御心を行うものの傍らで
真理を証しるつことを助ける者のことです。
弟子たちはイエスを失う経験をしますが、
その後、弟子たちは目には見えない甦りのイエスが
確かに共にいてくださることを実感しながら生きて、
多くの弟子たちは殉教していくことになります。
私たちも御心を行う傍らには助け主が共にいてくださることを覚え、
神の御心へと促されたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第5主日

2010年05月02日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書13:31-35>

今日の聖書日課は、旧約日課はその中心である十戒、
福音書には新約の中心である「互いに愛し合う」ことが
対比するように採り上げられています。
地上でのイエスの働きは十字架と復活により終わりますが、
更にそれを受け継ぐ弟子たちによって
新しい「愛」の契約は実践され始めます。
この実践によって神の国は実現するのです。
私たちも神との約束によって
イエスを主と告白し愛を実践することで
神の国の実現に努めるように促されています。

司祭 ヨハネ小野寺達
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