今僕の身体の中にはっきりとした腫瘍が二つあることは既報の通りです。
一つはS状結腸にある大腸管状腺癌(浸潤癌)。
もう一つは胃の外側の壁にできている3cm強の良性か悪性かわからない腫瘍。
先日、造影剤を血液に入れてのCT検査を行いました。
これは、「癌などの悪性腫瘍の場合、癌細胞が栄養を欲しがる事が多いため、造影剤を入れてCTを撮ると他の臓器よりも血液が集まって白く映ることが多い。」という理由からです。
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この検査では、血の集まりがそれほど激しくないので、どうやら悪性ではなさそうということです。
ただ、悪性ではないと完全無実判決を受けたわけでじゃありませんので、まだ検査は続きます。
超音波内視鏡という検査も受けました。
これは普通の胃カメラにプラスして、別の機械もあったりして胃の中に水を入れて、胃の内側から超音波を当てて胃の外側にある腫瘍がきちんと見えるかどうかの検査でした。この時は普通の胃カメラなら2人くらいのかたでの作業となるところ、水を送る機械や超音波の機械(?)の関係か5名ほどの人が狭いスペースに入れ乱れておりました。
歯医者の型取りですらオエオエしてしまって口の中に異物を受け付けない僕は、思いっきりの全身麻酔での県となりました。
ちなみに全身麻酔をしてもきっちりかかっていないうちはマウスピースを咥えるだけでオエオエしており、追加の薬剤でぐっすり眠ることになりました。そのおかげもあって、マウスピースによるオエオエの後気が付くとマウイからの回復用のベッドの中でした。
さて、この検査で何がわかるかというと、「後日入院して胃の内側から胃の外側にできている腫瘍から何ヶ所かの組織を取る。」という検査をするために胃の内側から外側の腫瘍の場所がきっちり特定できるかどうか?ということを調べる検査でした。
次の予定ですが、
ちょうど大腸に癌があるので、今 PET検査をすると大腸が光って胃の周辺が光らない=胃の方は癌ではない確率が80%くらいになるということで、どちらも光れば胃の方も癌の確率がほぼ100%、どちらも光らなければ検査失敗。という感じです。
ちなみにPETでも光らないのに癌だったという可能性は20%程度あるらしいので、光らなければ完璧!というわけだはないのですが…
さて、そのPET検査ですが、ブドウ糖に反応する薬剤を入れて写真を撮り、癌細胞にはブドウ糖が集まりやすいという性質を活かして癌のところが光るという理屈なんだそうです。
ここで問題が…
そういう検査なので、僕のような糖尿病患者は血中糖度が高く全部が光ってしまったり、ボヤけてしまったりということが起こるんだそうです。
ちなみに、血糖値200以上は完全にアウト。170前後は「う~ん…」150以下ならOKなんだそうです。
そのため、今週もまた血液検査をしたのですが、空腹時血糖で176。
10万近くも支払ってはっきり出ないんじゃもったいないからPET検査はやめましょうか?ということになりかけています。
それなら
「何度か検査をして、今日は良いから今日やっちゃえばいいじゃん。」
とも思うのですが、検査用の薬はそれぞれの個人用に配合されて検査当日に届くようになっており、その薬剤が10万くらいするんだそうで、やっぱり今日はやめましょうなんてことになるとお金をどぶに捨てるようなことになるんだそうです。
困ったもんですね~
結局、週末から月曜日にかけてできるだけ血糖値が上がらないようなコントロール(飲食含め)をして来週の火曜日に再度血液の検査をして、それで150くらいに下がっていれば検査の日を決めて同じような生活をして検査日を迎える。ということにしました。
やっぱり糖尿病は厄介です。
気がある程度で済んでいる方は、きっちり食事管理をして糖尿病まで落ちてこないように気を付けてくださいね。
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