人生100年時代と言われる昨今、去年60歳の定年を迎えました。将来への漠然とした不満と現在への不満というか焦りにも似たようなものを胸に抱えており、イライラとまではしないけれど健全な状況でもないというのが正直なところ。
そんな気持ちの中で、今回選んだ本は
「小さな会社を買って成功するための 個人M&A大全」。
ラヴィングパートナーという中小企業の事業再生やM&Aなどに関するコンサルティングを行っている会社の社長である寺嶋直史という方が書かれた本です。
退職金を注ぎ込んで会社を買って経営者になる!という事を考えている訳ではないのですが、そういう道もあるのかと思うのと、自分自身が4月20日から小さな会社に出向となった事もあって、何となく惹かれたという感じです。
この本に書かれているターゲットの中小企業は、僕が40年間働いてきた従業員数200人以上という大きめの中小企業ではなく、社員が数名から10名前後くらいの小規模企業です。
出向先の状況を当てはめてみると、正にこの本に書かれていることがそこかしこに永年の埃のように積み重なっているように思えました。
仕事の属人化。
新しいことへの拒否感。
自分のテリトリー作り。
仕事の継承は教えてもらう方が色々工夫しろという空気と態度。
などなど、挙げればきりがない感じ。
とは言うものの、この本を読むのに随分と時間をかけてしまいました。読み始めたのが、出向から3日目の4月23日でしたがGWも手付かず状態で、その後もグングン進むと言うよりもなんとなく嫌々読んでいるような…(気持ちはそうではないのですが、結果的に同じことになっているような)
ともあれ何とか読み終えましたので、出向先を変えていくように頑張ってみようと思います。
それがうまくいけば、何か自分の自信のようなものにつながるかもしれません。