GRA 公式ブログ・サイト

NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

Q&A『 ステムベアリング の調整について 』を掲載しました

2021-08-26 18:53:55 | 質問 と 回答 ( Q&A )


「 ステムベアリング を調整したいのですが・・ 」という質問が届きましたので、その方への回答を公式Webサイトに掲載しました。
     

f:id:youkaidaimaou:20210826184251j:plain


回答では、オートバイで使われている多くの種類のベアリングの特製を解説して、ベアリングにとって最も過酷な環境で使用されているのが、スイングアームピボットベアリングとステムベアリングである事から始めて、ステムベアリングの最適な整備・調整方法を、イラストと画像を使って詳しく解説しています。
その解説の中で、ステムベアリングの設計が混迷の遺産で、メーカーが指定する整備方法も最適でない事に触れていますので、関心のある方は、是非、ご覧ください。

【 Q&A  ステムベアリングの調整について 】

https://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A/stem_bearing/stem_bearing_1.html

 

f:id:youkaidaimaou:20210826184327j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210826184506j:plain


※ 解説の一部を紹介します。

「 前項で、オートバイで使われているベアリングの中で、ステムベアリングが最も使用環境が厳しい箇所で使われている事を紹介しました。さらに、その使用環境の問題とは別に、ステムベアリングはオートバイの安全に欠かせない直進安定性に大きな影響を与える大切な部品である事と、ライダーに最も近い場所にあるベアリングなので、ライダーはその状態をハンドルを握る手を通じて感じやすい事により、ステムベアリング関連の設計を混迷に陥らせている事を解説しましょう。様々な紆余曲折を経て、今もなお最適な設計と整備基準が確立できていない箇所なのです。 」

f:id:youkaidaimaou:20210826185000j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210826184551j:plain

 


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210125191527j:plain
https://gra-npo.org







 







新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (8月20日現在)

2021-08-22 07:40:52 | COVID-19 国内状況

    
都道府県別の新規感染者数を比較しても、実際の被害状況はわかりません。この一覧表では、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など、被害の深刻度を示す数値を示しています。さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。

 

f:id:youkaidaimaou:20210822073810j:plain

『 沖縄県 と 東京都、京都府が深刻です 』

先ず、「人口あたりの新規感染者数」を示す【 感染密度 】を見れば、先週全国で一番深刻だった沖縄県が 「 46,936 」と更に深刻さを増し、次いで 東京都が「 34,938 」、神奈川県の「 25,477 」となり、全国での感染が一気に高まっている事がわかります。
その結果、日本全体での【 感染密度 】は「 16,182 」と過去最高の数値なっており、この値は 昨年 3月~4月に イタリアが記録した【 感染密度 】の最高値を遥かに超えていると私達は認識すべきです。



f:id:youkaidaimaou:20210822073902j:plain


『 この社会課題の解決のために 』

都道府県別に発表される「 新規感染者数 」だけに注目して、日々の変動や人口が異なる他府県と比較する事だけに目を奪われて、現在の状況を正確に把握する事を忘れてはよくありません。
県境を越えての自粛は要請されていますが、支援の提供や情報の共有は県境を越えて日本全国へと向けられるべきですし、そこからこの社会課題の解決の道があると考えます。
単に不安に怯えて行政への不満を口にするだけではなく、より正しい情報を共有して日本全体を俯瞰して、諸外国での対応・対策とその結果も把握した上で、市民社会全体で建設的な意見提案活動を一人ずつから行なうべきです。


出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210122003048j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210122003127j:plain



https://gra-npo.org














全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (8月20日現在)

2021-08-22 07:16:15 | COVID-19 国内状況

『 感染爆発が続き、憂慮すべきは自宅療養者 』

10週間前から始まっている “第5波” は、下記のグラフの青色線の通り、 年末年始の “第3波” や 4月~5月の “ 第4波 ” の 3倍の規模に拡大して、まだ爆発的に拡大する気配です。
   

f:id:youkaidaimaou:20210822071232j:plain


そして、今一番心配すべき事は、治療を受けられず自宅や施設で療養を強いられている人々の増加です。本来ならば 感染が確認された人が増えるにつれて、治療を受ける人の数も増えていくものですが、グラフの赤色線が示す通り、先週から、感染者の一気の増加にも関わらず、治療者数の増加は停滞しています。

この事は、本来ならば病院などで治療を受けているべき人が、病床や医療従事者数の制限の為、医療機関で治療を受けられていない事を示していると思われます。この事は、4月~5月、大阪府や兵庫県で治療を受けられずに多くの方々が亡くなった時の状況と同じですから、今後は一気に多くの方が亡くなる可能性が高いと想定されます。



『 死者を減らす事に集中すべき 』

4月23日 から 7月23日 の 3ヶ月間に感染で亡くなった方の人数は 5000人を超え、“ 第5波 ” によって今後増える影響を考慮すれば、一年間で 2万人以上の方が亡くなる見込みになります。これは、最も交通事故による死者数が多かった 1970年の数字を超え、現在は社会問題となっている自殺者数をも超えており、無視できない人数の方が今後も亡くなるのです。

f:id:youkaidaimaou:20210822071345j:plain

この死亡原因で分類すれば、「心臓病や肺炎で亡くなる人の方が圧倒的に多い」のは事実ですが、それらの数字の中には後期高齢者の方が亡くなった原因として、検視担当の医師が老衰ではなく病名を書いた結果が数多く含まれている事も事実です。
感染力が 従来株よりも 2倍以上高い “ デルタ株 ” の影響によって、一気に拡大している「新規感染者数」に注目が集まっていますが、人命を救うという究極の目的に集中すべき段階です。

その為には、「新規感染者数」や「病床使用率」よりも、「感染した人の 何%が治療を受けられているか 」に注目して問題視すべきですし、単に医療機関の受け入れ体制だけを問題視するのではなく、それを把握する為の社会福祉システムをフルに活用する事が必要です。現在、保健所が進めている感染ルートの把握と予防的措置は「感染者への医療実施度」へ重点を移したり、電話で行なっている感染者や濃厚接触者への聞き取りや医療機関との調整は、SNSやグループ内データ通信システムの積極的な活用を進めていくべき段階だと思います。

【 自宅療養者 】という言葉は、自宅で安静していれば治る人の事ではなく、医療が充分に受けられない人の事だと私達やメディア、行政も広く認識すべきです。



出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210122003048j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210122003127j:plain



https://gra-npo.org















新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(8月18日現在) / List of COVID-19 cases per population by country,

2021-08-19 22:13:06 | COVID-19 世界状況

  
世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。


New infection case per popuration by country and day

f:id:youkaidaimaou:20210819220954j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221010j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221023j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221034j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221047j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221058j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221110j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819221122j:plain



【 限定的なワクチン効果 】

“ デルタ株 ” による感染拡大の傾向を見れば、ワクチン接種による感染予防の効果が限定的である事は明らかです。
重症化や死亡のリスクを下げる事は様々な機関から報告されていますが、感染を予防する効果が期待された程に無い事は、ワクチン接種先進国と言えるイスラエルや英国での感染拡大が示しています。
イスラエルでは過去最大の感染者を記録する程で、人口あたりの感染率を示す【 感染密度 】は世界最悪レベルを記録し、英国は欧州で最悪の【 感染密度 】を記録し続け、その為にイスラエルと英国の両国は『 追加接種 』を押し進めているのです。
同様に『 追加接種 』を計画している米国でも、積極的にワクチン接種を進めているにも関わらず 毎日 20万人近い感染者を記録しているほどです。
     
ワクチン接種が遅れた日本では、それらの諸国よりワクチン接種率は低く、英国では 6月末から “ デルタ株 ” による感染拡大が始まり、イスラエルでは 7月から感染拡大が起きて収まっていない事実を知りつつも、国民は「ワクチン接種が感染を抑える」という説明しか受けられていない状況はよくありません。
堰堤的な効果しかない事は伝えつつ、重症化予防などの諸外国での臨床データを示し、“ デルタ株 ” への警戒感を国民と共有して、その上でワクチン接種など可能な対応策を示すべきです。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210122003048j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210122003127j:plain



https://gra-npo.org













世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 新規感染者数一覧(8月18日現在)/ COVID-19 new cases by country and day, As of August 18

2021-08-19 21:35:08 | COVID-19 世界状況


【 世界各地で続く感染拡大、最大レベルに 】

世界的な “デルタ株” 感染の勢いは衰えず、全世界での新規感染者数は最大レベルを超えています。

f:id:youkaidaimaou:20210819213029j:plain


4月末に世界最多を記録した時はインドの感染者が最多を記録した時で、インドを除く全世界での感染数を見れば、グラフの 緑色線が示す様に、毎日 60万人以上の最多感染者を記録して伸び続けています。



New infection case transition table by country and day

f:id:youkaidaimaou:20210819213113j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213125j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213136j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213145j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213155j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213208j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213217j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210819213228j:plain



【 限定的なワクチン効果 】

“ デルタ株 ” による感染拡大の傾向を見れば、ワクチン接種による感染予防の効果が限定的である事は明らかです。
重症化や死亡のリスクを下げる事は様々な機関から報告されていますが、感染を予防する効果が期待された程に無い事は、ワクチン接種先進国と言えるイスラエルや英国での感染拡大が示しています。
イスラエルでは過去最大の感染者を記録する程で、人口あたりの感染率を示す【 感染密度 】は世界最悪レベルを記録し、英国は欧州で最悪の【 感染密度 】を記録し続け、その為にイスラエルと英国の両国は『 追加接種 』を押し進めているのです。
同様に『 追加接種 』を計画している米国でも、積極的にワクチン接種を進めているにも関わらず 毎日 20万人近い感染者を記録しているほどです。
     
ワクチン接種が遅れた日本では、それらの諸国よりワクチン接種率は低く、英国では 6月末から “ デルタ株 ” による感染拡大が始まり、イスラエルでは 7月から感染拡大が起きて収まっていない事実を知りつつも、国民は「ワクチン接種が感染を抑える」という説明しか受けられていない状況はよくありません。
堰堤的な効果しかない事は伝えつつ、重症化予防などの諸外国での臨床データを示し、“ デルタ株 ” への警戒感を国民と共有して、その上でワクチン接種など可能な対応策を示すべきです。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210122003048j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210122003127j:plain



https://gra-npo.org