今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

聖バルバラの日

2006-12-04 | 記念日
12月4日「聖バルバラの日」
バルバラは、ローマ皇帝マキシミアヌスの治世下(287年 - 305年 頃)、マルマラ海(トルコ北西部の内海)のほとりのニコメディア(Nicomedia 現在はトルコ北西部の港湾都市イズミット Izmit)地方 の ディオスクルスと称する富裕な大地主で貿易をも営む商人貴族の娘だったといわれている。
ディオクレティアヌスとマキシミアヌスら皇帝の治世下の頃と言えば、キリスト教が大きな迫害を受けていた頃である。そのためであろう、異教徒の父親は、キリスト教の感化から娘を遠ざけるために、高い塔の中に閉じ込めていた。しかし、父親が留守の間に、神学者オリゲネスの影響で、信仰に目覚め、密かに洗礼を受ける。そして、塔の内部に三位一体(父・子・精霊)を表す窓を作った。 父親はそれを怒り、彼女に死を命ずる。なんとか逃げ伸びたが、羊飼いに密告され、役人に捕らえられ拷問を受けたが信仰を捨てなかった。
ディオスクルスは自らの手でバルバラを殺すよう命令され、この日その命令に従ったが、その直後ディオスクルスも稲妻に打たれて亡くなったという。
そして、バルバラが獄中で壷に生けておいた桜桃のつぼみが、処刑の日に花を咲かせたことから、そこに「死後の新しい永遠の生」を見出し、伝説化したのだろう。この日に桜桃の枝を壺にさす習慣があるのだそうだ。この日「バルバラの麦」といって小麦を皿に入れ水にしたしておきクリスマス頃の芽の出方で翌年の豊凶を占う習俗もあるそうだ。
又、この日の雪を「白い衣装のバルバラ」といい、雪の量が多いと翌年は豊作になるとされているそうだ。
聖バルバラ(St. Barbara )は、キリスト教の聖女で、十四救難聖人の一人とされており、稲妻から身を守ってくれる守り神であり、狩猟家、鉱夫、消防士の守護聖人とされている。
絵画では三つの窓がある塔、稲妻、殉教者の王冠などとともに描かれるという。
聖バルバラの実在性が疑わしいせいか、1969年にカトリック教会暦から削除されたというが、キリスト教大艱難(かんなん)時代の守護聖人のひ とりとして今でも崇拝されているようだ。
著名な聖バルバラ伝説は、11世紀南イタリア「866・コンデック ス・ヴァチカヌス」とフォラギネ著「黄金伝説」の2文献が上げられているそうだ。
私は仏教徒なので、キリスト教のことなどはあまり知識がない。
以下参考に バルバラに関するHPを掲載しているが、正直、実在性が疑わしいともいわれる聖バルバラ伝説のどの説が正しいかは知らないが、中でも、以下のHP「聖 人 」には、バルバラの絵画とともに、詳細な説明が書かれており、私のような全く無知なものには分かりやすいもののように思われる。
聖バルバラ/聖 人 →http://iconluminaris.com/seijinndenn/page008.html
今、日本でもクリスマスシーズンが始まっている、以下参考の「冬とクリスマス・シーズン 」を見れば分かるように、”キリスト教には、教会歴といってキリストの奇跡や聖母マリア、守護聖人や殉教者などにまつわる日を祝祭日として定めた、年中行事がある。国民の祝日としている日もあれば、単なる記念日とされている日もあり、祝い方は時代や宗派、地方によって異なるものである。 仏教や神さんの国である日本には、お盆や正月、お彼岸などのいろいろな行事がある。しかし、心配されるのは、日本人として生まれた者が、日本の正月や盆、彼岸などの行事に付いてきっちりと学ぶ事もせず、見た目に派手な、キリスト教の行事に熱を上げており、それを、マスコミが煽っているのが現状である。しかし、これらの行事は、外国人にとっては、自国の宗教に関する行事である。その国の行事を十分に理解もせず、商業ベースや、単なるお遊びとして扱う事については、すでに、一部の外国人から非難お声も出ていることを忘れないようにすべきである。今のまま続けていると、そのうち、一部ではなく、世界各国から顰蹙をかう時代が来るかもしれない。
以下参考の「クリスマス anecs」には、クリスマスのMIDIもあるよ。
以下参考のシスティーナのマドンナでは、 聖バルバラはピアチェンツァの守護女神として、優美に描かれており、彼女はマドンナとその息子を見るのではなく、ひざまずいて悲しそうにしかし笑みを感じさせながら二人の小天使に目を向けている。
システィーナのマドンナ→http://www.ne.jp/asahi/minako/watanabe/madonnajp.htm
クトナー・ホラ、今は、廃坑となった鉱山であるが中世の時代,には、プラハに次いで、2番目に大きな町だったそうで、その繁栄はこの土地で採掘された銀によるものだったという。
街を歩くと当時の繁栄の名残りが目に付くという。守り神、聖バルバラを祭った壮大な大聖堂から、宮廷の中庭、チェコ銀硬が鋳造されていたところなど、以下参考の「クトナー・ホラ・旅人のチェコについてのホームページ 」でその様子を垣間見る事ができるよ。
(画像は、世界遺産:クトナー・ホラ:聖バルバラ教会 。travel.jpより借用。)
参考:
聖 人
http://iconluminaris.com/seijinndenn/index.html
協会の聖者達
http://www.sanpaolo.or.jp/christ/seijin/seijin12.htm
聖バルバラ
http://gureda.kir.jp/nobody/jyunnkyou/barabara/barbaratop.htm
ローマ帝国 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD
オリゲネス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%8D%E3%82%B9
塔の象徴
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/unitower.htm
冬とクリスマス・シーズン  
http://www.stejp.com/story/story5.html
クリスマス anecs
http://www.ffortune.net/calen/xmas/
「聖女バルバラ」
http://www.asahi-net.or.jp/~rv3m-stu/pic470.htm
聖人の名前のついた都市
http://home.att.ne.jp/wood/aztak/untiku/saint_city.html
クトナー・ホラ・旅人のチェコについてのホームページ
http://www.tabibito.de/czech/jkutnahora.shtml>http://home.att.ne.jp/wood/aztak/untiku/saint_city.html