今日(12月13日)は、「双子の日」
1874(明治7)年の今日(12月13日)、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」と定められたようだ。(太政官指令書。以下参考に記載の「近代デジタルライブラリー法令全書 [第9冊]明治7年 」の十一月二日【内務省伺】 十二月十三日【指令】参照)
所謂双子つまり、双生児とは、多胎児の1つで、同じ母親の胎内で同時期に発育して生まれた二人の子供を指す。母体が受胎した時の受精卵の数により、一卵性双生児と二卵性双生児に大別される。出産の時には数分程度の時間差で産まれる事が多いが、 中には数時間から数日の間隔で生まれる場合もあるので 誕生日が異なってしまう兄弟姉妹もいる。太政官布告が出されるまでは、後から生まれた方を兄または姉、先に生まれた方を弟または妹として扱う慣習があったが、戸籍法上は生まれた順に記載する事となった。
外国の神話や伝承に登場する双子としては、○フレイとフレイヤ:北欧神話の神々。双子の兄妹。 ○アポロンとアルテミス:ギリシャ神話の神々、双子。 ○ディオスクロイ(カストルとポルックス):ギリシャ神話に登場する双子。ふたご座のアルファ星とベータ星。 ○ロムルスとレムス:ローマ建国伝承に登場する双子。 ・・・などが有るようだが、日本でも神話の時代の双子がいるよ。
古事記の神産み において、イザナギ(伊邪那岐命=いざなぎのみこと)・イザナミ(伊邪那美命=いざなみのみこと)2柱の御親神は、様々な神々を生み出していったが火の神カグツチを出産した際に、イザナミは火傷で死ぬ。愛する妻を失ったイザナギはその怒りから、迦具土(加具土)神を十拳剣で切り殺した。この剣に付着した血からまた神々が生まれる。イザナミをさがしに黄泉の国へと赴く。しかし、黄泉の国のイザナミは既に変わり果てた姿になっていた。これにおののいたイザナギは逃げた。イザナギは、黄泉のケガレ(穢れ)を清めるために、禊ぎをした。この時も、様々な神々が生まれた。最後に、左の目を洗うとアマテラス(天照大御神、日本書紀では天照大神)が生まれ、右の目を洗うと・ツクヨミ(月讀尊)が生まれた。そして、鼻を洗うとスサノオ(『日本書紀』では素盞嗚尊、『古事記』では建速須佐之男命=たけはやすさのおのみこと)が生まれた。
アマテラス(日の神、高天原を支配)・ツクヨミ(月の神、夜を支配)・スサノオ(海を支配)はイザナギの三神(三柱の貴子)と呼ばれる。
イザナギの左の目から生まれたアマテラスと右の目からうまれたツクヨミは差し詰め双子といったところか。いや、鼻から生まれたスサノオも同時に生まれているので、これは三つ子と言うことになるのかも・・・?以後この3姉弟によって、世は治められていくのである。
その他、架空の物語に登場する双子については、双子の登場する作品の一覧を参照するとよい。又、現実の有名人の双子については双子の有名人の一覧を参照されるとよい。
ところで、皆さんは双子と言うと、先ず、誰を思いだしますか。年代によっても違うだろうが、今の松竹(松竹株式会社)は、白井松次郎と大谷竹次郎という双子の兄弟がつくった会社でこの 二人の名前から 「松竹」という社名が付いたんだよ。 道頓堀にあった芝居小屋を次々と買い取り、演芸を独占し今のような大きな会社に成長してきたのだが、そんなことを知っている人は相当年配者だろう。
私らの年代の場合には、先ず思い出すのが、元女性歌手(デュオ)のザ・ピーナッツである。姉 伊藤エミ(本名、伊藤 日出代(いとう ひでよ))、妹 伊藤ユミ(伊藤 月子(いとう つきこ) )の双子の姉妹である。1959(昭和34)年2月歌手デビュー、4月、「可愛い花」でレコードデビュー。同年6月17日から1970(昭和45)年3月31日までフジテレビ系の歌謡番組『ザ・ヒットパレード』のレギュラーに抜擢される。その後1961(昭和36)年6月4日から1972(昭和47)年10月1日まで日本テレビ系の人気バラエティー番組『シャボン玉ホリデー』でメイン司会を務めた。本当に可愛かった。双子ゆえの可愛らしさを売りにした代表的なタレントだっただろう。
しかしザッピーナッツの魅力は単なる双子としての可愛さだけではなかった。歌が非常に素敵であった。楽曲のよさもあるが、それ以上に、双子独特の同じ声質の声ながら、普通のボーカルを重ねるとオーバーダビングしかねないものが、彼女等の場合はそうならず、見事なまでにハモルのである。ただ単に2人が、双子であるというだけでなく、2人には同等の声量・技量があったからであり、すばらしいユニットであった。(一応、歌のパートは、ハーモニーが姉の伊藤エミ、メロディーが妹の伊藤ユミで歌うのが通常のパターンであった)。
歌手では、同じ頃、1959(昭和34)年にコロムビアレコードより「浅草姉妹」でデビューしたこまどり姉妹がいたな~。愛称は「演歌版ザ・ピーナッツ」だった。これも良かったが、やはり、私には、本家のザ・ピーナッツが最高だったな~。
最近では、1996年度下半期にNHK連続テレビ小説として放送されたドラマ『ふたりっ子』の少女期に出演して双子の女優のマナカナ(三倉茉奈、三倉佳奈)が役の上でも双子を演じて可愛かったが、今、大学生でありながら、バラエティなどにも出演している。この子達も話し出すといつの間にか見事にハモッてしまうが、もし、歌が上手なら、面白い歌手になるかもしれない。
男の子の双子のお笑いタレントザ・たっちが最近、その酷似した外見を「幽体離脱」等のネタとして利用し人気を得ている。
私達が、子どもの頃は、まだ、双子と言うと恥ずかしがっていたが、最近ではその双子という希少性を売り物にしている感じである。双子と言っても、一卵性双生児が似ているのであるが、ザ・ピーナッツは一卵性双生児だったので非常によく似ていたが、ほくろのある方が姉の伊藤エミ、ない方が妹の伊藤ユミだが、初期は妹のユミもマジックで付けほくろをしていたので本当に良くわからなかった。ところで、一卵性双生児だと顔から声まで本当にそっくりだが、それでは、指の指紋はどうなんだろう?・・・なんて、考えた事はないですか。
私も疑問に思って、NETで調べると、以下参考の「指紋は自分だけのものだろうか。 双子でも?」というHPがあったが、やはり、結論としては、双子でも指紋は異なるそうだ。指紋には大きく分けて4つの種類があるそうで、日本人では渦状紋が5割、蹄状紋が4割、弓状紋が1割で変体紋はほとんどいないといわれているらしい。日本では1本の指で12点以上が一致したときに「指紋が一致した」とみなすそうだ。そして、調査では、一卵性双生児において78%の双子が一致するという結果が出ているという。しかし、例え、一致したとしても、細部では異なっていて、簡単に区別がつくそうだ。もちろん指紋認証では判別することができるレベルだということらしい。一卵性双生児において78%が一致したということから遺伝子の影響を受けているのは間違いないが、何らかの外的要因が働いて異なる模様になっているようだという。・・・これ、なんかの推理小説の種になりそうだね~。(^0^)
昔は、双子は珍しい存在だったが、最近は、不妊治療に排卵誘発剤など が使用されたりするところから、双子どころか、三つ子や五つ子も取り立てて目面しくもなくなった感じだよね。
少子化が叫ばれている今の時代、政府の方針で、人口減少に歯止めを掛けるために、双子、三つ子奨励作でもとるか・・・・(^0^)しかし、世の中、町中に双子、三つ子、五つ子などが反乱したら気が変になるかもしれないね~。やはり、これはダメだ・・。(×_×)
(画像は、コレクションの映画チラシ「ツインズ」。医学の進歩が10人分のパワーと20人分の頭脳を持った双子を誕生させた。全く外見も能力も異なるアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デビートが演じた双子のコメディー。)
参考
双生児 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E7%94%9F%E5%85%90
天照大神 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E
ザ・たっちの『ザ・たっち博物館』
http://www.mix-up.jp/touch/
指紋は自分だけのものだろうか。 双子でも?
http://sasapanda.net/archives/200603/13_2048.cgi
文学における双子 その広大なイメジャリー(金沢大学公式サイト内)
http://web.kanazawa-u.ac.jp/~germ/member/lehrer/megumi/type.html
松竹 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%AB%B9
ツインズ - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD5964/
近代デジタルライブラリー法令全書 [第9冊]明治7年
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40022968&VOL_NUM=00009&KOMA=778&ITYPE=0
1874(明治7)年の今日(12月13日)、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」と定められたようだ。(太政官指令書。以下参考に記載の「近代デジタルライブラリー法令全書 [第9冊]明治7年 」の十一月二日【内務省伺】 十二月十三日【指令】参照)
所謂双子つまり、双生児とは、多胎児の1つで、同じ母親の胎内で同時期に発育して生まれた二人の子供を指す。母体が受胎した時の受精卵の数により、一卵性双生児と二卵性双生児に大別される。出産の時には数分程度の時間差で産まれる事が多いが、 中には数時間から数日の間隔で生まれる場合もあるので 誕生日が異なってしまう兄弟姉妹もいる。太政官布告が出されるまでは、後から生まれた方を兄または姉、先に生まれた方を弟または妹として扱う慣習があったが、戸籍法上は生まれた順に記載する事となった。
外国の神話や伝承に登場する双子としては、○フレイとフレイヤ:北欧神話の神々。双子の兄妹。 ○アポロンとアルテミス:ギリシャ神話の神々、双子。 ○ディオスクロイ(カストルとポルックス):ギリシャ神話に登場する双子。ふたご座のアルファ星とベータ星。 ○ロムルスとレムス:ローマ建国伝承に登場する双子。 ・・・などが有るようだが、日本でも神話の時代の双子がいるよ。
古事記の神産み において、イザナギ(伊邪那岐命=いざなぎのみこと)・イザナミ(伊邪那美命=いざなみのみこと)2柱の御親神は、様々な神々を生み出していったが火の神カグツチを出産した際に、イザナミは火傷で死ぬ。愛する妻を失ったイザナギはその怒りから、迦具土(加具土)神を十拳剣で切り殺した。この剣に付着した血からまた神々が生まれる。イザナミをさがしに黄泉の国へと赴く。しかし、黄泉の国のイザナミは既に変わり果てた姿になっていた。これにおののいたイザナギは逃げた。イザナギは、黄泉のケガレ(穢れ)を清めるために、禊ぎをした。この時も、様々な神々が生まれた。最後に、左の目を洗うとアマテラス(天照大御神、日本書紀では天照大神)が生まれ、右の目を洗うと・ツクヨミ(月讀尊)が生まれた。そして、鼻を洗うとスサノオ(『日本書紀』では素盞嗚尊、『古事記』では建速須佐之男命=たけはやすさのおのみこと)が生まれた。
アマテラス(日の神、高天原を支配)・ツクヨミ(月の神、夜を支配)・スサノオ(海を支配)はイザナギの三神(三柱の貴子)と呼ばれる。
イザナギの左の目から生まれたアマテラスと右の目からうまれたツクヨミは差し詰め双子といったところか。いや、鼻から生まれたスサノオも同時に生まれているので、これは三つ子と言うことになるのかも・・・?以後この3姉弟によって、世は治められていくのである。
その他、架空の物語に登場する双子については、双子の登場する作品の一覧を参照するとよい。又、現実の有名人の双子については双子の有名人の一覧を参照されるとよい。
ところで、皆さんは双子と言うと、先ず、誰を思いだしますか。年代によっても違うだろうが、今の松竹(松竹株式会社)は、白井松次郎と大谷竹次郎という双子の兄弟がつくった会社でこの 二人の名前から 「松竹」という社名が付いたんだよ。 道頓堀にあった芝居小屋を次々と買い取り、演芸を独占し今のような大きな会社に成長してきたのだが、そんなことを知っている人は相当年配者だろう。
私らの年代の場合には、先ず思い出すのが、元女性歌手(デュオ)のザ・ピーナッツである。姉 伊藤エミ(本名、伊藤 日出代(いとう ひでよ))、妹 伊藤ユミ(伊藤 月子(いとう つきこ) )の双子の姉妹である。1959(昭和34)年2月歌手デビュー、4月、「可愛い花」でレコードデビュー。同年6月17日から1970(昭和45)年3月31日までフジテレビ系の歌謡番組『ザ・ヒットパレード』のレギュラーに抜擢される。その後1961(昭和36)年6月4日から1972(昭和47)年10月1日まで日本テレビ系の人気バラエティー番組『シャボン玉ホリデー』でメイン司会を務めた。本当に可愛かった。双子ゆえの可愛らしさを売りにした代表的なタレントだっただろう。
しかしザッピーナッツの魅力は単なる双子としての可愛さだけではなかった。歌が非常に素敵であった。楽曲のよさもあるが、それ以上に、双子独特の同じ声質の声ながら、普通のボーカルを重ねるとオーバーダビングしかねないものが、彼女等の場合はそうならず、見事なまでにハモルのである。ただ単に2人が、双子であるというだけでなく、2人には同等の声量・技量があったからであり、すばらしいユニットであった。(一応、歌のパートは、ハーモニーが姉の伊藤エミ、メロディーが妹の伊藤ユミで歌うのが通常のパターンであった)。
歌手では、同じ頃、1959(昭和34)年にコロムビアレコードより「浅草姉妹」でデビューしたこまどり姉妹がいたな~。愛称は「演歌版ザ・ピーナッツ」だった。これも良かったが、やはり、私には、本家のザ・ピーナッツが最高だったな~。
最近では、1996年度下半期にNHK連続テレビ小説として放送されたドラマ『ふたりっ子』の少女期に出演して双子の女優のマナカナ(三倉茉奈、三倉佳奈)が役の上でも双子を演じて可愛かったが、今、大学生でありながら、バラエティなどにも出演している。この子達も話し出すといつの間にか見事にハモッてしまうが、もし、歌が上手なら、面白い歌手になるかもしれない。
男の子の双子のお笑いタレントザ・たっちが最近、その酷似した外見を「幽体離脱」等のネタとして利用し人気を得ている。
私達が、子どもの頃は、まだ、双子と言うと恥ずかしがっていたが、最近ではその双子という希少性を売り物にしている感じである。双子と言っても、一卵性双生児が似ているのであるが、ザ・ピーナッツは一卵性双生児だったので非常によく似ていたが、ほくろのある方が姉の伊藤エミ、ない方が妹の伊藤ユミだが、初期は妹のユミもマジックで付けほくろをしていたので本当に良くわからなかった。ところで、一卵性双生児だと顔から声まで本当にそっくりだが、それでは、指の指紋はどうなんだろう?・・・なんて、考えた事はないですか。
私も疑問に思って、NETで調べると、以下参考の「指紋は自分だけのものだろうか。 双子でも?」というHPがあったが、やはり、結論としては、双子でも指紋は異なるそうだ。指紋には大きく分けて4つの種類があるそうで、日本人では渦状紋が5割、蹄状紋が4割、弓状紋が1割で変体紋はほとんどいないといわれているらしい。日本では1本の指で12点以上が一致したときに「指紋が一致した」とみなすそうだ。そして、調査では、一卵性双生児において78%の双子が一致するという結果が出ているという。しかし、例え、一致したとしても、細部では異なっていて、簡単に区別がつくそうだ。もちろん指紋認証では判別することができるレベルだということらしい。一卵性双生児において78%が一致したということから遺伝子の影響を受けているのは間違いないが、何らかの外的要因が働いて異なる模様になっているようだという。・・・これ、なんかの推理小説の種になりそうだね~。(^0^)
昔は、双子は珍しい存在だったが、最近は、不妊治療に排卵誘発剤など が使用されたりするところから、双子どころか、三つ子や五つ子も取り立てて目面しくもなくなった感じだよね。
少子化が叫ばれている今の時代、政府の方針で、人口減少に歯止めを掛けるために、双子、三つ子奨励作でもとるか・・・・(^0^)しかし、世の中、町中に双子、三つ子、五つ子などが反乱したら気が変になるかもしれないね~。やはり、これはダメだ・・。(×_×)
(画像は、コレクションの映画チラシ「ツインズ」。医学の進歩が10人分のパワーと20人分の頭脳を持った双子を誕生させた。全く外見も能力も異なるアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デビートが演じた双子のコメディー。)
参考
双生児 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E7%94%9F%E5%85%90
天照大神 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E
ザ・たっちの『ザ・たっち博物館』
http://www.mix-up.jp/touch/
指紋は自分だけのものだろうか。 双子でも?
http://sasapanda.net/archives/200603/13_2048.cgi
文学における双子 その広大なイメジャリー(金沢大学公式サイト内)
http://web.kanazawa-u.ac.jp/~germ/member/lehrer/megumi/type.html
松竹 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%AB%B9
ツインズ - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD5964/
近代デジタルライブラリー法令全書 [第9冊]明治7年
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40022968&VOL_NUM=00009&KOMA=778&ITYPE=0