我今衰老
置く霜の老いの末葉(すえば)にかかるまで跡とどむべきこの世とやみる
半紙
【題出典】『法華経』52番歌題に同じ。
【題意】 我今衰老
私は今、衰え老いて
【歌の通釈】
枯れた葉末に霜が置くように、白髪となりいつまでも老いながらえて、生きるべきこの世であろうか。
【考】
生きながらえて老いても、執着、欲望は尽きることはない。老いの恥を知れと言った。『徒然草』七段の「命長ければ恥多し。」を思い起こさせる。
(以上、『寂然法門百首全釈』山本章博著 による。)
我今衰老
置く霜の老いの末葉(すえば)にかかるまで跡とどむべきこの世とやみる
半紙
【題出典】『法華経』52番歌題に同じ。
【題意】 我今衰老
私は今、衰え老いて
【歌の通釈】
枯れた葉末に霜が置くように、白髪となりいつまでも老いながらえて、生きるべきこの世であろうか。
【考】
生きながらえて老いても、執着、欲望は尽きることはない。老いの恥を知れと言った。『徒然草』七段の「命長ければ恥多し。」を思い起こさせる。
(以上、『寂然法門百首全釈』山本章博著 による。)