不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

Yoz Art Space

エッセイ・書・写真・水彩画などのワンダーランド
更新終了となった「Yoz Home Page」の後継サイトです

一日一書 1645 山中問答 李白

2020-08-20 09:39:41 | 一日一書

 

李白

 

山中問答

 

半紙

 

 

問余何意棲碧山

笑而不答心自閑

桃花流水窅然去

別有天地間

 

余に問う何の意ぞ 碧山(へきざん)に棲(す)むと

笑って答えず 心自のずから閑なり 

桃花流水窅然(ようぜん)として去る

別に天地の人間(じんかん)に非ざる有り

 

どんなつもりで山奥にすむかと人はたずねるが、わたしは私は笑って答えない。なんともいえないよいきもち。

桃の花びら水に浮き、ずっとはるかに流れ去る。また格別の天地です。人里はなれた世界です。

 

(「中国詩人選集 7 李白 上」武部利男注)

 

 

 

ここは俗世間とは違う別天地なのだ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本近代文学の森へ (165)... | トップ | 一日一書 1646 夏日山中 李白 »
最新の画像もっと見る