きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ラブ・サイコ 妖赤のホラー」

2006年07月16日 | 映画
ネット配信された短編映画を4本まとめての上映。
ネット配信用だからか。
それとも角川だからか。
正直、ホラーと言うほどではないし、
話的にもよくあるネタだし、
映像的な仕掛けはないし、で
出演者目当てでなければ、おもしろくないかも。

「第一話 二人の女」
道で迷った男は、二人の女に別々な道を指示される。
正しい道を選ばなければ死んでしまうかも。。。
男はどちらを選ぶのか。
妖怪話の現代版で、本当によく見るネタ。
「高校の文化祭あたりでやってそう」
と言う声が会場から聞こえた。
ついでに、女性陣の演技もそれレベルだった。

「第二話 愛してる・・・」
深夜。気まずい雰囲気で食卓で向かい合っている男女。
「愛しているのはお前だけだ」、男の言葉を取りあわない女。
その夜、男は声を聴く。
「愛している・・・」
その声を辿ってみると・・・・・・・・・。
これも、またまた、気が抜けるほどよくある話でね。
しかも、肝心要の「理由」は、すべて説明台詞ときたもんだ。
はーーー、気が抜けたぜよーーー、と思ったら
最後だけちょっと怖かった。
映像が、というより、
「あの状況」で、これからずっと二人っきりってのがね。
やだね。
松田さんのファンの方は、スルーしても問題有りません。
松田さんの舞台挨拶は22日の18時40分の回の上映前。
ワタシは恵比寿にいる頃だわ。

「第三話 峠の女」
男は峠で、白いワンピースの女を車に乗せる。
ポツポツと喋り出す女に、恐怖を感じつつ、
男は車を走らせる。
内容的には、これが一番ホラーぽかった。
まあ、よくある話ではあるんだけど、
途中までの「語り」は、なかなか良かった。
けど、オチは純愛だった。
気が抜けた。
なんでホラーのままで終わらないんだよ!

「第四話 青い窓」
ストーリー省略。
感想も省略。
これで金を取るな!

と、予想はしていましたが、
大ハズレ3本に、ハズレ1本のオムニバスでした。
「バルトの楽園」を見たときは、う~ん、あんまり、と思いましたが
後の2本は映画以前でした。
後の2本と比べたら、「バルトの楽園」は映画の範疇。
健さん、ごめんね、と
思わず心の中で謝る私でした。
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「colors」

2006年07月16日 | 映画
死にかけた男は、気が付くと赤い箱の中にいた。
他の色の箱の中には、なにかワケアリの人々。
誰もが、このヘンテコリンな空間から逃げ出したいと思い、
いろいろ探ってみる。
そこでわかったのは、
彼らが死にかけているのではなく、
それぞれが大切な人を失ってしまったので
それを見ないように逃げている、ということ。
白い箱に住む小さなおじさんの言葉から
それぞれが元の世界に戻る。
ほんの少し、時を戻して・・・。

予告で見たときより、「箱」がわかりづらい。
あの「箱」はどうなっているのだろうか。
そして、たとえば、赤い箱の人と青い箱の人が出会う仕組みは
どうなっているんだろう。
そんなことは考えちゃいけないと思うけど、
わからん。
それぞれが、少しずつ繋がっていて、とか、
「箱」を除けば、わりとよくある話かも。
「やり直し」がきいちゃうのが、ワタシ的には納得がいかんな~~。
それがわかってから先も長かったしな~~。
松田さんは、退屈な主婦の、旦那役。
電話の声だけで、出番が終わるかと思っちゃったよ。
出番はそれほどないけど、くたびれたサラリーマンのビジュアルは貴重か?
「やすこ」さんは、名前を呼んで貰えるので
行くべし、行くべし。
身近に「やすこ」さんっていたっけ・・・・と、考えたら
それは「我が輩」のナマハゲだったわ。
水島かおりさんは髪が短くなっていた!!
誰だかわからなかったよ!!!
声で判断したけど、、、、、、
出番はほんの少し。しっかりものの看護師さんでした。
榎田さん系。
コメント (2)
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「バルトの楽園」

2006年07月16日 | 映画
本当は「デスノート」を見たかったんだけど、
タイムテーブルをチェックした時が前過ぎたのか、
狙っていた映画館は「パイレーツ・オブ・カリビアン2」の
先行上映をしていた。
しかもその映画の時間にうまく合わなかった。
呆然として、それから見られる映画を探したところ、
これが時間的にピッタリだったのだ。
近場のチケット屋で安売り券1000円が買えたし。
お話は、第一次世界大戦中、日本が捕虜にしたドイツ兵を
丁寧に遇した収容所の話。
ベートーヴェンの第九の初演は、この徳島の収容所だったとか。
音楽に重点を置いたのか、
収容所の所長さんの人柄を描きたいのか、
当時の日本を描きたいのか、
映画的には焦点がボケボケ。
きっと、学校の教材になるんだろうなあ、ってな内容。
健さんの人柄の良さが滲み出てたし、
大後寿々花ちゃんは、やっぱり演技はうまかった。
予想通りの話で、
感動するとか、そんなことはないけど、
まあ、悪くはない。
健さん演ずる所長の松江が会津人で。
その苦労話が泣けたなあ。
ここは日本語で、時々独語、その切り替えは気にならないんだけど、
若きドイツ人捕虜がつたない日本語のモノローグはどうかと思ったな。
独語でいいんじゃない?
ナレーションが林家正蔵ってのが
どんな狙いなのかわからん。
高島礼子が軍人の妻にしては徒っぽい。
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