きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ブッダ」

2011年06月12日 | 映画
「ブッダ」というタイトルがついているけど、
どうも3部作の「その1」らしく、
「ブッダ」自体はそんなに出てきません。
話の大筋は、シッダルタの生まれたシャカ族の敵国、
コーサラ国のチャプラが奴隷の出自を隠して将軍に成り上がり、
それがばれて処刑されるまで、です。
チャプラ将軍の一代記、みたいなもんです。
タイトルに偽りありなように思います。
こういう話、70年代にはよくあったように思うけどいまさら、
金をかけて見ることになるとは思わなかったよ。

シッダルタの出番が少ないので彼がなぜ「ブッダ」になったのか、
よくわかりません。
高貴な身分に生まれた世間知らずな坊ちゃんが
自分は恵まれすぎー、と厨二病を発症して
考えなく家出しちゃったようにしか見えません。

謎なのは、役者陣。
なんで、声優じゃない人を使うの?
しかも年齢は全然合っていないし。
吉永小百合に若い役をさせるのは誰得?
吉岡くんも、あの風貌だからあの演技であって、
声だけだと、一本調子。
チャプラもさー。
絵の若さと、堺雅人がどうにも一致しなくて。
どういう狙いなんだかねー。

絵も、うーん、、、、ってカンジだ。
お姉ちゃん達、ケバいよ。

それとー。原作でもそうかもしれないんだけど。
タッタが10年ぐらい、年を取らないのも謎だよー。

いろんな面で、中途半端すぎ。
客入りは良かったけどねー。
みなさん、なんで来たんだろ。

一般料金が安いせいか
金券屋では450円のチケットもあるとか。
でも、そのお金を払うならキアヌ主演の「リトル・ブッダ」を観る方が良いと思う。
リトル・ブッダ 【HDマスター】 [DVD]
若き日のシッダルタが、ブッダとなり、入滅するまで。
西洋人が作った話だからこそ綺麗にまとまっています。
ぶっちゃけ、「ブッダ」もこれ系だと思っていたんだけどなあ
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「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

2011年06月12日 | 映画
後付の序章だけど、ちゃんと本編に繋がっていた!
すごく面白かった!!
単独で見ても、説明臭くないのにそれぞれのキャラの書き込みが充分。
話もサクサク進み、見ていて爽快感。

チャールズが、なにかにつけ笑顔で「マイ・フレンド」と言う。
その先を知っていると、
もの悲しくもあり、
いやいや、やっぱり運命は二人を共存させないんだ、とも思う。

チャールズは善意だけの男じゃないけど
(鈍感だし)
エリックとは違う存在だと思うよ。

エリックの憎しみと、その方向性。
これが後のマグニートーに繋がるんだな。
感情の起伏がありつつも冷静に人を見ることができる。
のちに、彼に味方する者が多いのも頷ける。

ミスティークの過去も、なるほど!だった。

チャールズの「プロフェッサーと呼ばれると禿げそうだ」
とかいろんな小ネタがあったなあ。

「あの人」も出てきたよ。

ケヴィン・ベーコンも、とっても良かった。
これぞアメコミの悪役!!
とことん悪いヤツ!!

ミュータントという存在をキューバ危機に絡めて描く。
フィクションとリアルの混じり具合がとても良い。

「袂を分かつ」って、こういうことなんだなあ。
仲良く二人で「仲間捜し」をしている場面がとても切なかったよ。
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「ダーティ・ハリー」(第2回午前十時の映画祭 青の50本)

2011年06月12日 | 映画
44口径マグナムを持つ刑事・ハリー。
クリント・イーストウッドは若く、髪もふさふさ。
やりきれない大人の世界。
その中で「汚い」仕事ばかり担当する。

これで終わりー、と思ったところから2転3転。
重たいテーマとアクションの融合してとても面白い作品でした!

スコーピオンのような犯罪、いまの時代にもあるよね。
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