第1部
「ジゼル」第2幕より
アルブレヒト:デニス・マトヴィエンコ
ジゼル:アナスタシア・マトヴィエンコ
ヒラリオン:ミキタ・スホルコフ
ミルタ:カテリーナ・カザチェンコ
ドゥ・ウィリ:
ナタリア・パテンコ、マルガリータ・アリヤナフ
キエフ・バレエ
二幕のジゼル登場から。
アナスタシアは美人だしスタイルも素晴らしいけど全身無表情。
1階8列にさえ感情が伝わってこない。
「人間らしさを失った精霊」ではなく、ただただ無表情。
綺麗なのにもったいない。
反対にマトヴィエンコは細かく深い演技。
身体の内側からこみ上げてくるジゼルへの思いが
とてもよく伝わってきた。
テープ演奏といえど音楽に綺麗に乗りつつ雄弁な演技に感動。
身体はまだよく動いている。
ミルタのカザチェンコはスタイルも美しいし、
ちょっとした手足の動きや目線にさえ
ミルタの静かな恐ろしさを秘め、
佇んでいるだけで凄みがある。
ヒラリオンのスホルコフは若いのかな。
群舞が少ないので翻弄はかなりセルフ。
とにかくマトヴィのスターオーラが素晴らしかった。
第2部
「タンゴ」より
音楽:ミシェル・ポルタル
振付:エドワード・クルグ
デニス・マトヴィエンコ
アナスタシア・マトヴィエンコ
男女の痴話喧嘩。
アナスタシアは古典より
こういう踊りの方が合うね。
好きなネタだけどダンス以外の時間が多く
ちょっと間延びしている印象。
「シェヘラザード」よりアダージョ
音楽:N.リムスキー=コルサコフ
振付:ミハイル・フォーキン
ファルフ・ルジマトフ
エレーナ・フィリピエワ
奴隷様は神々しくてあまりの美しさに目が眩んだ。
この二人はエロを乗り越え純愛の域に行っちゃったんだな。
「ゴパック」
音楽:V.ソロヴィヨフ=セドイ
振付:ロスチスラフ・ザハロフ
ヴィタリーネトルネンコ
ネトルネンコは代役らしい。
爽快な高い跳躍で客席大盛り上がり。
「スパルタクス」よりパ・ド・ドゥ
音楽:アラム・ハチャトリアン
振付:ゲオルギー・コフトゥン
イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
ローマ側の男女なのかな。
アクロバティックな技に拍手喝采。
ペレン&マラトの息ぴったり。
以前コフトゥン版の奴隷側男女を見たように思うけど
ちょい退屈だった。
ガラはこちらのほうがいいよね。
マラトはもう若くないんだなあ、、、
「Escape ~終わりなき旅」
音楽:ゾーイ・キーティング
振付:コンスタンティン・ケイヘル
ファルフ・ルジマトフ
デニス・マトヴィエンコ
とても驚いた。
奴隷様からは滾る情熱はあれど
肉欲的な部分はそぎ落とされたなあ、
この年代だからの演技だよなあ、
と思っていたんだけど。
(プライベート、仕事のパートナーはともかく)
今まで若い女を取っ替え引っ替え、
女が切れている期間は侘び寂びな仙人様だったルジが!!
50歳を超えて!
男に向かってエロ魔神!!
まさか、まさか、男相手にエロなフェロモン!
しかもストーカーの果ての監禁ネタ。
こういう展開かーっ!
進化が止まぬルジでした。
「赤と黒」よりパ・ド・ドゥ
音楽:エクトル・ベルリオーズ
振付:ウヴェ・ショルツ
カテリーナ・マルコフスカヤ
マクシム・チャシェグロフ
マチルド髪を切るの場面。
反発し合い、見下し合い、惹かれ合う二人。
群舞が危ういキエフだけど芝居のレベルは高いな。
特にマルコフスカヤの若さ故(あくまでも役として)の驕慢さが魅力的。
全幕を見たい演目。
「ボヴァリー夫人」より
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:マイケル・シャノン
イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
白いドレスのペレンが美しい。
不倫を後悔するも抜け出せない人妻の色香もいいね。
キエフ組の後だとペレンの存在感はやっぱり違うなあと思う。
「トゥオネラの白鳥」
音楽:ジャン・シベリウス
振付:マリヤ・ヴォルシャコワ
ファルフ・ルジマトフ
黒鳥な白鳥は孤高でエロでした。
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ、ワフタング・チャブキアーニ
デニス・マトヴィエンコ
アナスタシア・マトヴィエンコ
女性ヴァリはドン・キの友人ソロ。
この位置ならいいんだなあ、アナスタシア。
マトヴィエンコはものすごい捻りのジャンプ多用で
ラストを盛り上げました。
フィナーレはマトヴィエンコ振付。
フィナーレでマトヴィエンコが皆に挨拶しているのを見て、
彼のガラにルジが客演だったのね、と改めて思う。
だから4演目か。どれも良かったよ。
世代が変わったんだなあ、とちょっぴり寂しくもあり。
カーテンコールではルジに大拍手。
むかしに比べれば飛ばないし回らないけど、
でもまだ現役感はあるね。
昨日は空席が目立ったそうですが、
今日はCHINTAIさんの企業努力か、
5階までほどよく埋まっていました。
今日もチンタイガーが来ていました!
ロビーでは恒例の「家に求めることは?」の
インタビューが流れていました。
(インタビュアーはチンタイガー)
ダンサーの素顔が出るので楽しいよね。
「ジゼル」第2幕より
アルブレヒト:デニス・マトヴィエンコ
ジゼル:アナスタシア・マトヴィエンコ
ヒラリオン:ミキタ・スホルコフ
ミルタ:カテリーナ・カザチェンコ
ドゥ・ウィリ:
ナタリア・パテンコ、マルガリータ・アリヤナフ
キエフ・バレエ
二幕のジゼル登場から。
アナスタシアは美人だしスタイルも素晴らしいけど全身無表情。
1階8列にさえ感情が伝わってこない。
「人間らしさを失った精霊」ではなく、ただただ無表情。
綺麗なのにもったいない。
反対にマトヴィエンコは細かく深い演技。
身体の内側からこみ上げてくるジゼルへの思いが
とてもよく伝わってきた。
テープ演奏といえど音楽に綺麗に乗りつつ雄弁な演技に感動。
身体はまだよく動いている。
ミルタのカザチェンコはスタイルも美しいし、
ちょっとした手足の動きや目線にさえ
ミルタの静かな恐ろしさを秘め、
佇んでいるだけで凄みがある。
ヒラリオンのスホルコフは若いのかな。
群舞が少ないので翻弄はかなりセルフ。
とにかくマトヴィのスターオーラが素晴らしかった。
第2部
「タンゴ」より
音楽:ミシェル・ポルタル
振付:エドワード・クルグ
デニス・マトヴィエンコ
アナスタシア・マトヴィエンコ
男女の痴話喧嘩。
アナスタシアは古典より
こういう踊りの方が合うね。
好きなネタだけどダンス以外の時間が多く
ちょっと間延びしている印象。
「シェヘラザード」よりアダージョ
音楽:N.リムスキー=コルサコフ
振付:ミハイル・フォーキン
ファルフ・ルジマトフ
エレーナ・フィリピエワ
奴隷様は神々しくてあまりの美しさに目が眩んだ。
この二人はエロを乗り越え純愛の域に行っちゃったんだな。
「ゴパック」
音楽:V.ソロヴィヨフ=セドイ
振付:ロスチスラフ・ザハロフ
ヴィタリーネトルネンコ
ネトルネンコは代役らしい。
爽快な高い跳躍で客席大盛り上がり。
「スパルタクス」よりパ・ド・ドゥ
音楽:アラム・ハチャトリアン
振付:ゲオルギー・コフトゥン
イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
ローマ側の男女なのかな。
アクロバティックな技に拍手喝采。
ペレン&マラトの息ぴったり。
以前コフトゥン版の奴隷側男女を見たように思うけど
ちょい退屈だった。
ガラはこちらのほうがいいよね。
マラトはもう若くないんだなあ、、、
「Escape ~終わりなき旅」
音楽:ゾーイ・キーティング
振付:コンスタンティン・ケイヘル
ファルフ・ルジマトフ
デニス・マトヴィエンコ
とても驚いた。
奴隷様からは滾る情熱はあれど
肉欲的な部分はそぎ落とされたなあ、
この年代だからの演技だよなあ、
と思っていたんだけど。
(プライベート、仕事のパートナーはともかく)
今まで若い女を取っ替え引っ替え、
女が切れている期間は侘び寂びな仙人様だったルジが!!
50歳を超えて!
男に向かってエロ魔神!!
まさか、まさか、男相手にエロなフェロモン!
しかもストーカーの果ての監禁ネタ。
こういう展開かーっ!
進化が止まぬルジでした。
「赤と黒」よりパ・ド・ドゥ
音楽:エクトル・ベルリオーズ
振付:ウヴェ・ショルツ
カテリーナ・マルコフスカヤ
マクシム・チャシェグロフ
マチルド髪を切るの場面。
反発し合い、見下し合い、惹かれ合う二人。
群舞が危ういキエフだけど芝居のレベルは高いな。
特にマルコフスカヤの若さ故(あくまでも役として)の驕慢さが魅力的。
全幕を見たい演目。
「ボヴァリー夫人」より
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:マイケル・シャノン
イリーナ・ペレン
マラト・シェミウノフ
白いドレスのペレンが美しい。
不倫を後悔するも抜け出せない人妻の色香もいいね。
キエフ組の後だとペレンの存在感はやっぱり違うなあと思う。
「トゥオネラの白鳥」
音楽:ジャン・シベリウス
振付:マリヤ・ヴォルシャコワ
ファルフ・ルジマトフ
黒鳥な白鳥は孤高でエロでした。
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ、ワフタング・チャブキアーニ
デニス・マトヴィエンコ
アナスタシア・マトヴィエンコ
女性ヴァリはドン・キの友人ソロ。
この位置ならいいんだなあ、アナスタシア。
マトヴィエンコはものすごい捻りのジャンプ多用で
ラストを盛り上げました。
フィナーレはマトヴィエンコ振付。
フィナーレでマトヴィエンコが皆に挨拶しているのを見て、
彼のガラにルジが客演だったのね、と改めて思う。
だから4演目か。どれも良かったよ。
世代が変わったんだなあ、とちょっぴり寂しくもあり。
カーテンコールではルジに大拍手。
むかしに比べれば飛ばないし回らないけど、
でもまだ現役感はあるね。
昨日は空席が目立ったそうですが、
今日はCHINTAIさんの企業努力か、
5階までほどよく埋まっていました。
今日もチンタイガーが来ていました!
ロビーでは恒例の「家に求めることは?」の
インタビューが流れていました。
(インタビュアーはチンタイガー)
ダンサーの素顔が出るので楽しいよね。