
涌田さんはこの前の東文主演が糧になったような
パワフルかつチャーミング。
踊りも芝居も大きい、でも大袈裟ではない、
スーッと観客に入ってくる。
池本さんも手脚が綺麗に伸びた気持ちの良い踊り。
なにより二人がラブラブなカップルに見えるのがいいわ!
馬鹿ップル、でも応援しちゃう!
って流れが必要よね。
中川さんが経験値を積むのは超必要なので
午前舞台を否定するつもりは全くないけど、
バウ主演と東上KAAT主演は違うんだなあ、と。
でもチャンスがあるのはいいよね。
乾さんにも踊って欲しかったよう、、、
大塚さんのエスパーダはTHEイケメン!ってかんじ。
女にモテモテの説得力。
長身ってほどではないけど
顔・手脚の大きさ長さのバランスがいいのかなあ。
立っているだけでも綺麗なんだよなあ。
サンチョの後藤さんは芝居が上手く台詞も明瞭。
ロシナンテとの掛け合いも良かった。
ガマーシュは岡崎さんにしては大人しめかな。
要所要所の芝居の決めはしっかりと。
子ドンキ孫ドンキを見すぎると、
本公演に馬がいないと物足りなくなるね。
2幕開始前に「32回転時の拍手は止めてね」アナウンスあり。
効いたのか、32回転時に手拍子なし。すごい。
とにかく、涌田さん、凄い、偉い!
エリザベートを演じた後でも
全く芝居が変わらなかったカチャを見てるので、
こんなに短期間で主演経験を活かせるのって凄いよ。
ひと皮剥けたかんじ。
【配役】
キトリ/ドゥルシネア姫:涌田美紀
バジル:池本祥真
ドン・キホーテ:中嶋智哉
サンチョ・パンサ:後藤健太朗
ガマーシュ:岡崎隼也
ロレンツォ:山田眞央
エスパーダ:大塚 卓
キューピッド:足立真里亜
ロシナンテ(馬):宮村啓斗、山仁 尚
お嫁さん馬:小泉陽大、寺田瑠唯
二人のキトリの友人:金子仁美(黄)、中沢恵理子(橙)
闘牛士:ブラウリオ・アルバレス、樋口祐輝、和田康佑、玉川貴博、鳥海 創、岡﨑 司
協力:東京バレエ学校
※音楽は特別録音による音源を使用します
~上演時間~
第1幕 15:00~15:45
休憩 15分
第2幕 16:00~16:25