前日に引き続き、ランタン村でワークショップを行いました。
本当は、午前中は「ごみ調査」の予定でした。でも、若者たちとごみ探しに出かけるはずが、雨。
予定を変更して、前日までに村を歩いて見てきたごみの状況について話し合ったり、村人に聞くはずだった項目を村の若者たちにヒヤリングすることにしました。
これまでの報告①、報告②、報告③、報告④、報告⑤もご覧ください。
●話し合った項目
「どんなごみが捨てられていますか?」
「ごみがたくさん捨てられている場所は、どんなところですか?」
「あちこちに捨てられているごみを見て、あなたはどう感じますか?(インドネシア人、日本人)」
●ヒヤリング項目
「普段、あなたはどこにごみを捨てますか?」
「ごみ問題への対策はどんなものですか?」
「ごみの危険性についてあなたは知っていますか?」
話し合いの結果です。
「どんなごみが捨てられていますか?」
ーインスタントコーヒーの個包装の袋、紙、レジ袋、アルミニウム、鉄、赤ちゃん用おむつ、飲み物のガラス瓶、洋服
ー水が入ってたプラスチックボトル、家で使っていた道具など、飴の袋、お菓子の袋、食べ物の残り、牛のふん
ープラスチック、紙、ペットボトル、カン、赤ちゃん用おむつ
「ごみがたくさん捨てられている場所は、どんなところですか?」
ー家の裏庭、川・どぶ、畑、田んぼ、道ばた、側溝
ー穴、ごみ箱、川、池、山
「あちこちに捨てられているごみを見て、あなたはどう感じますか?(インドネシア人、日本人)」
(インドネシア人)
ー非常に悲しいし、気になる。住民はごみをポイ捨てすることがどんなに危険か(環境に害があるか)気がついていない。
ーポイ捨てされているごみをみて腹が立つ。でもそれ以上に私は自分自身に腹が立ちます。なぜなら自分の村の悪い習慣を変えることができないから。
ー悲しい。
(日本人)
ーせっかくきれいな自然があるのに、ごみのせいで自然が失われてしまうのではないか。
ーなぜダメだとわかっているのに捨ててしまうのか?
ーこの地域にはとてもたくさんのごみがあって、そんなごみを見るのは好きではない。この村をもっときれいにしたいと思う。
ーどうしてみんなごみをポイ捨てするのだろう。村の人たちが日本人のようにごみをちゃんと捨てるようになってほしいし、それを子供たちにも伝えてほしい。
ー本当は、ごみをポイ捨てすべきではない。環境を汚してしまう。
ーもったいない。
●ヒヤリング項目
「普段、あなたはどこにごみを捨てますか?」
ー家の前や後ろ、人の畑、道ばた
ーごみ捨て場
「ごみ問題への対策はどんなものですか?」
ー今時点で、私たちはごみの有用性や危険性について知らず、管理する方法もわからない。
ー集めているプラスチックのボトルやカップ以外は、燃やしている。
「ごみの危険性についてあなたは知っていますか?」
ー知っている。ごみは景色を汚す。
ー知っている。土や水を汚染する。病気の原因にもなる。
ひととおりのワークが終わったところで、日本のごみ処理システムの紹介を日本の若者からしました。
昼食後は、中部ロンボクのマスマス村のハビブさんを招いて、「村ツーリズムを発展させるためには」と題して話し合いました。
Menghadiri Pak Habib dari Desa Masmas yang sudah maju dalam desawisata, di Lombok tengah.
ここでの話し合い結果は、また改めてご紹介します。(ここでは写真のみを載せます)
ハビブさんは、マスマス村で主に欧米人向けに村ツーリズムを実施しています。(10月にゆいツールが訪問した時の様子)
つまり、ランラン村の若者たちの大先輩です。今回、若者たちとハビブさんを引き合わせることができたことも、ひとつの成果だったと感じています。
ハビブさんに自己紹介するタンティ。(おそらく。3つ子のため判別が難しい)
さて、ワークショップが終わったら、日本の若者たちは「にょんこらんを見に行こう!」と誘われて出かけていきました。
にょんこらんとは何か?(参加者からの報告を待ちましょう)
報告⑦はこちら。
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