今年度も、昨年度に引き続き、スマトラ島へ通います。
(プタイという豆の一種。インドネシアの森に自生していて食べられます)
第1回目は今月の後半に出発です。メンバーは、スタッフ山本のほか、心強い助っ人が!
昨年度12月のエコツアーに参加してくれた、ボランティアの金子さんです。
今回は、村での有機肥料作り実験をスタートさせるので、
農業経験のある金子さんにそのサポートをお願いする予定なのです。
肥料作りのデモンストレーションは、現地の大学の先生などにお願いしますが、
金子さんにはそのあと、村人と一緒に肥料作り・野菜作りをしていってもらおうと考えています。
国立公園の中に暮らす先住民/地域住民のみなさんは、
農業といえば焼畑(とゴム園)しか経験がありません。
焼畑は、木を切って焼き払い、その灰を肥料として陸稲(りくとう)や野菜が育つ、
というものなので、わざわざ肥料を与えて作物を育てるという経験がないのです。
もちろん、その伝統的なやり方で、彼らは長い間森の中で暮らしてきて、
森はずっと守られてきたわけなので、そのやり方が悪いということではないと思います。
ただ、近年現金収入を得るために焼き畑後にゴムの木を植える村人が増えてきて、
そのために焼き畑をスピードアップし、拡大させていることが問題になっているのです。
ゴムは植えたあと30年くらい樹液が取れるので、その間その場所を焼畑にはできないからです。
そこで、もう少し狭い土地でも収量をアップする農業というものを試してみてもいいのでは、
と考え、有機肥料を使って野菜を作る実験を始めようとしています。
うまくいくかどうかまだわかりませんが、村人と一緒にチャレンジしていきます!(山)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
ホームページはこちら
http://www.digitalium.co.jp/yuitool/