ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

プログラムツールが完成!学校をごみ銀行に誘おう in Lombok

2014年08月30日 | 4. ロンボクでの活動(下記以外)
8月下旬に、ゆいツールはロンボクで先生対象のワークショップと、NGOスタッフ向けの「ツールの使い方講座」を実施しました。
(写真は、先生たちがプログラムを体験している様子)
 
今年の1月4月に、ゆいツールの活動を知ってもらうために、行政担当者と学校の先生を招いてワークショップを実施しましたが、今回はごみについて学ぶプログラムが完成したので、主にエコ優秀校の先生を集めてプログラムを体験してもらいました。また、ごみ銀行を実施しているNGOやJICA青年海外協力隊員(環境教育担当)向けにツールの使い方を伝える講座も行いました。
(※ごみ銀行・・・ごみを集めて持っていくと、貯金してくれるシステム。ごみがお金に変わります。)
(ごみ銀行を実施しているNGOのスタッフ等のプログラム体験の様子)
 
講師は、スマトラで一緒に活動しているSERAIというNGOのリキさんです。
リキさんは、約3年間ゆいツールとともに活動してきて、ゆいツールの意図をよく理解してくれているので、今回講師をお願いしました。
 
学校の先生たちには、プログラムを体験してもらいごみ銀行の紹介をすることで、ごみ銀行に参加したい!という気持ちになってもらうことが目的でした。
参加した15の学校すべてが、ごみ銀行に興味を持ってくれました。
また、ワークシートを記入したあとグループワークを行い、それぞれの学校のごみの現状を共有してもらいました。
 
「ツールの使い方講座」では、NGOスタッフらにプログラムを体験してもらったあと、実際に練習をしてもらいました。
というのも、ゆいツールは今回、ツールセットを5セット用意して、ごみ銀行を実施しているNGOとJICA隊員(2名)に贈呈することに決めていたからです。
たまに訪れるゆいツールを待たなくても、現地のNGOとJICA隊員がプログラムツールを使って、各学校で環境教育を実施していくことで、ごみ銀行がどんどん広がっていくことが目的です。
 
開発したプログラムセット↓
 
パッケージもオーダーメイドのかばんです。
コンポストづくりや、ごみを材料にした工芸品づくりなどと合わせて、学校でのエコ学習を進めてほしい、という思いでプログラムを開発しました。
ツールをNGO(ごみ銀行)に使ってもらうことで、NGOと学校がつながり、ごみ銀行に参加する学校が増え、学校のごみが減っていく、子供たちの意識が変わっていくことを目指しています。
 
実際に、ロンボクにある各ごみ銀行は学校とつながりたいと望んでいて、今後学校もごみ銀行に参加したいと望んでくれたら、あとは行政も若干の手助けをして、できるところから走り始めたらどうだろうかと考えています。
いきなり大きなシステムは作れなくても、モデルとなる学校、ごみ銀行、活動があったら、真似し合って広がっていけるのではないか。
 
ロンボクという島で、ごみがどんどん再利用されて素敵な商品に変わること、工場でのリサイクルのためにきちんと分別されて島の外に持ち出されること、それが当たり前になって島がきれいになっていくことをゆいツールは望んでいます。(山)

 

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