ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

展示会を開催しました!! (10月27日~29日) in Lombok

2016年12月03日 | ★2016年度(ロンボク)

10月27日~29日に、ロンボク島のスンギギ(海岸沿いの観光地)にあるホテルで、「ロンボク・エコ・エキシビション2」として、ごみ銀行の活動を紹介する展示会(&ゆいツールの活動発表会)を開催しました。

Yui-Tool telah membuat pameran mengenai kegiatan bank sampah, di Hotel berada di Sengigi, Lombok. Tgl 27-29 Octorber 2016.(↑ プラスチックのごみや紙ごみが、素敵な商品に姿を変えました。椅子やテーブルなどは紙からできています。)

この展示会は、マタラム市にあるNTBマンディリごみ銀行のアイシャ氏と協働で開催したもので、彼女が書いた冊子(ごみ銀行のマネージメントに関する本の第2弾)の刊行を記念して開きました。

現地では、ゆいツールの代理として、ごみ銀行の調査で滞在中だった学生さんに立ち会ってもらいました。

(↑ アイシャさんの書いた本を持って)

こちら(左側)がアイシャさん。 Ini adalah mbak Aisyah yang ketua bank sampah NTB Mandiri.

彼女が書いた本は、これからごみ銀行を始めようという人、あるいは運営に課題を抱えているリーダーなどにとって、とても役立つ指南書となっています。

ゆいツールは、本の印刷費も一部補助しています。

会場には、アイシャさんの知り合いの外国人の方がたくさんいらっしゃいました。

やはり、欧米の人たちの環境意識は、インドネシア人のそれに比べるととても高いですね。

会場には、ゆいツールが村ツーリズム開発を一緒に行っているトニーさん(青いシャツの男性)の姿も。

トニーさんは、この展示会でごみ銀行の商品や活動内容に触れて、村に帰ってとうとうごみ銀行を立ち上げました。

とうとうと言うのは、ゆいツールはトニーさんの村(タナ・ベア村)で今年の2月に、ウダヤナごみ銀行のティアさんと一緒に講習会を開いていたからです。

講習会後、ふたりの女性が継続的にクラフトを作っていましたが、ごみ銀行はまだ立ち上がっていませんでした。

10月にもティアさんが隣村の女性たちに講習会を開いたばかりでした。

そしてこの村には、12月下旬にエコツアーで日本から学生さんが滞在します。ごみ銀行が立ち上がって、村はきれいになったのか、非常に気になるところです。

さて、展示会には在住日本人も数名いらしてくれました。そのうちの一人で、配布せっけんづくりが得意なKさん(写真左)も、せっけんを展示してくれました。

Seseorang orang Jepang itu pamerkan sabun dibuat dari bekas minyak.

Kさんのマタラム市のお宅で、私も5月にせっけんづくりを習いました。実は、日本でも廃油せっけんを作ったことがなかったのですが、黒ずんだ油からなぜか真っ白なせっけんができることを知って、とても不思議に感じました。(↑ 写真中央下のせっけんの色にご注目)

ぜひロンボクで、廃油せっけんづくりを広めたいと思いました。ネックは、材料のひとつ「苛性ソーダ」が大きめの袋でしか売られていないこと。(そして苛性ソーダは慎重に扱わなければいけません)

28日の午後、ゆいツールの活動を紹介する時間を設けました。

ゆいツールスタッフが現地に不在だったため、ゆいツールと協働運営しているウダヤナごみ銀行のティアさんに、代理でプレゼンを行ってもらいました。

Di pameran ada presentasi tentang kegiatan yui-Tool selama di Indonesia oleh wakil Yui-Tool.

ゆいツールが、4年間スマトラ島で行ったプログラムについても、紹介しました。

そのあと、日本の学生さんがロンボクで行ったごみ銀行の調査結果を報告しました。(英語で)

また、バリにお住いのHさん(写真中央)も、来場者に向けてポイ捨てはやめよう、と呼びかけてくださいました。

関係者、来場者と共にパチリ。

この展示会及び活動報告会が、ロンボクの人たちに刺激を与え、環境について活動するきっかけになればよいと考えています。

来年度は、ごみ銀行関係者や行政関係者が集って、意見交換できる場を展示会の中で設けようと思いました。

(今回は、アイシャさんの本の紹介と、ゆいツールからの報告が中心だったので)

それにしても、下の写真に写っているものがすべて廃品から作られていて、インドネシア人のオリジナルというところが、素晴らしいですね。

次回は、このブログに、ロンボクで調査活動をしていた学生さんの記事を載せる予定です。お楽しみに!

(山)

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