ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

東海大のワークショップ ボランティアの感想

2018年06月21日 | ⇒2018年度(日本)

先日の、東海大のワークショップ

ついていったゆいツールのボランティアSさんの感想です。

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先日、東海大学で行われたゆいツールによる講義&ワークショップのお手伝いをしてきました。

 

始めはインドネシアにまつわる簡単な3択クイズを行いました。画面に表示された選択肢のうち正解だと思う色紙(赤、青、黄)をあげてもらいます。この方式だと、学生さんがどの答えを選んでいるのかが一目瞭然です。

その問題でその答えを選ぶのかと、ちょっとニヤニヤしてしまう私。実は私は2月にゆいツールのツアーに参加したばかり。門前小僧ナンタラというやつによる、インドネシア通ビギナー気取りを堪能していました。

 

クイズで皆の緊張がほぐれ、意識が適度にインドネシアに向いた後は、ゆいツールの代表・山本さん自身のお話とインドネシアのロンボク島についての講義の時間です。狭い教室を縦横無尽に動き回り、15人の学生さんに次々と話を振る山本さん。学生さんも気を抜く暇がありません。

山本さんがロンボクで活動する理由、ロンボク島の地理や民族に関する話やロンボク島のゴミ問題とゆいツールの活動紹介といった話に、皆さん本当に真剣に耳を傾けていました。山本さんの話にも思わず熱が入っている様子。教室内を動き回るばかりでなく身振り手ぶりも加わって話始める山本さんに、私のカメラはブレまくりましたゴメンナサイ。

話の後は、ゆいツールが活動の中で実際に使っているゴミ分別学習ツールを体験してもらうワークショップを行いました。ゴミのイラストが描かれたカードを、オーガニック・非オーガニックの二種類に分けるというゲームを、5人1組の3グループで行いました。見ていて思った事は、分かりやすいように燃えるゴミ・不燃ごみと言い換えてあったせいもあってか、紙オムツや陶器の分別に悩む学生が多数いたという事です。このゴミ分別ゲーム、学生さんはどんな事を感じながら体験していたのでしょうか。

ところで日本のゴミ分別は、燃えるゴミ、不燃ごみ、プラスチックゴミ、資源ごみ…と言ったように細かく分かれていますが、インドネシアでは、「オーガニック(土に還る)ゴミ・非オーガニック(土に還らない)ゴミ」の2種類の分別すらまだ定着しきっていないという現実。それは、つい最近までインドネシアにオーガニックゴミしかなかった事の証なのかもしれません。そして非オーガニックゴミを持ち込んだのは、他でもない日本を含む先進国企業なのかと思うと、なんとも遣る瀬無い気持ちになります。殆ど何も出来ないけど、無関心では居られない。環境問題の難しさを改めて痛感しました。

 

最後はゆいツールのエコツアー紹介を行い、つい最近エコツアーに参加したこの私めが感想を話しました。折角お時間をいただいたというのに、アドリブが苦手なのでわざわざ原稿まで作ってきたというのに、人前に立ったら殆ど何も言えなくなってしまったアガリ症の自分が憎い。とりあえず、ちょっとでも興味があったらゆいツールのツアー参加にして欲しいです!と、いう気持ちだけでも伝わっていると良いな…。百聞は一見にしかず、一人でも多くの学生さんが、宗教も、環境も、行政の在り方も異なる国と自分の国との繋がりを考え、比較をする機会を得る事が出来れば良いなと思います。(S)

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