今年度は、ゆいツールが村ツーリズムを実施している中部ロンボクのランタン村の若者を中心に、人材育成に力を入れようと考えています。
6月のある日、ロンボクで一番大きなごみ銀行、NTBマンディリごみ銀行(代表アイシャ)にランタン村のタンティとオパン、西ロンボクのググラン村のハピスさん、ウダヤナごみ銀行のスタッフを連れて行きました。
このごみ銀行は、1年前からKawis Kerisant(カウィス・クリサン)という名前の芸術村の活動も始めました。
ゆいツールが、たびたびお客さんを連れていくところです。
この村は、アイシャさんが芸術村の活動を始める前は、ごく普通の村でした。と言っても、街の中にあるので、田んぼや滝などがある田舎の村とは少し違います。ごちゃごちゃしていて、ごみが溜まっていて、薄汚れていました。
村の横を流れる川もごみだらけでした。それが今では。
すっかりきれいになっています。
村のそこかしこに、ペンキで絵が描かれています。
これらは、村の若者たちが描いたものです。
芸術村に入るときには、ひとり30,000ルピア(230円ほど)の入場料がかかります。
インドネシア人にとっては、ただの入場料にそんなに払うなんて、と思う料金です。
でも、それらは芸術村の活動やペンキ代、ごみ銀行の運営費などに充てられます。
住んでいる人たちは、豊かな人たちではありません。
村が汚かった時には、外から訪れる人なんていませんでしたが、きれいになってからは毎日のようにお客さんが来ます。
自分の村がちょっと有名になったことを、村人は喜んでいるようです。
芸術村を見学した後は、アイシャさんとディスカッションです。
ごみ銀行の商品も手に取って眺めます。
車やバイクのタイヤをリユースした商品がいろいろありました。
若者たちは、アイシャさんからインスピレーションやモチベーションをもらったようでした。
自分たちの村で、自分たちにできる新しい活動を発展させていってほしいな、と思います。
若者たちはこの後、ギリ・メノ島へ出発しました。(続く)
(山)
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