「自分に自信を持てるようになりたい」
そんなことを、考えたことがありますか?
「自信」とは、自分を信じることができること。
自分のことなので、自分で、自分を信じればいいのだけど、 それが、すんなりといかないから、悩みになる。
なぜ、すんなりといかないか?というと、 自分を信じられるような何かを見つけられないから。 何かを見つけていても、それを信じ続けることに不安を伴うからだと思う。
山崎ナオコーラさんは、エッセイ「ブスの自信の持ち方」の中で、次のように書いている。
批判やバッシングでつけられた傷は、批判やバッシングがなくなったときに治るわけではない。 他人からの賞賛や拍手によって、回復できるわけでもない。 おそらく、自分の行った努力だけが、自分を助けてくれる。 自分が目標を定め、自分が努力をして、それを自分が認識したときに治る。 自分だけが自分の自信を回復できるのだ。
ここで指摘されているのは、誰かの評価軸を基準にして努力することは、意味がないということ。
自分が作った基準を自分で努力してクリアしていく作業をすることで、自信が持てるということです。
コーチングのクライアントさんに、「例えば、1年後の自分を想像して、どんな状態になっていたいか?」 を考えてもらうことがあります。
「こうなっていたい」という状態を思い浮かべる時に、 本当に、自分自身がそうなりたいのか?ということも、改めて、問い直していただくようにしています。
友達から見た自分だったり、親から見た自分だったりを気にして、「こういう自分になりたい」を考えており、 本当に自分自身がそうなりたいのか?改めて考えていただくと、「あれ、違った」ということに気が付かれることもあります。
周囲を気遣うことができ、学校でも比較的成績が良かった方は、他人の基準を自分の基準にしていることに気が付かず、 他人の基準と照らし合わせているために、自己評価が低くなっていたり、 いくら努力しても充実感が得られなかったりして、悩んでいることもある印象を受けます。
コーチの問いに答えているうちに、ご自身の中にある矛盾に気が付くことが、自信を持つための第一歩だという気がします。
山崎さんの著書は、 「ブス」というワードを切り口にしていますが、
上下関係、ハラスメントがある関係を切り抜けていくために参考になる考え方、 「どう生きていくか」を見つけていくためのヒントが書かれている本だと思います。
ブスの自信の持ち方
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