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気ままな読書感想文

【誰も気づかなかった】自分の意識、価値観、生き方を鋭く突いてくる 「気づき」を促す詩

2020-07-07 20:51:50 | Weblog


ぼんやりしていた。
見ないふりをしていた。
ということに、気がつかされる。

長田弘の著書「誰も気づかなかった」に収められている詩は、読み手の意識、価値観を鋭く突いてくる。
例えば、次のような一節がある。

どこにも問いがなかった。
疑いがなかったからである。
誰も疑わなかった。
ただそれだけのことだった。

どこにも疑いがなかった。
信じるか信じないか、でなかった。
疑うの反対は、無関心である。
ただそれだけのことだった。


例えば、環境問題
例えば、選挙
例えば、自分が生活している地域で起こっていることについて、私は問い、疑いを持っているだろうか。
「ただそれだけのこと」が重ねられた結果、何が起こるとされているのか。
詩の全文を、ぜひ、読んでほしい。

誰も気づかなかった


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