本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「仕事で成長したい5%の日本人へ」今北純一著

2010-08-05 23:57:12 | 本・雑誌、読書
書名、目次から啓発本のように見えますが(出版社側に意図もそうなのかもしれませんが)、日本と海外で生活をしてきた方が、「社会的に」成長したい方に向けて書いた本だと思います。

そう思っている方は必読です。

ハウツー本のように即何かノウハウを得られるものではありませんが、

ちょっと大げさですが・・日本という国が素敵な国であることを改めて教えてくれますし、いま実現したいと考えているものが、自分の気持ちの持ち方次第で確かに実現できる!!と思わせる本です。


私は不勉強で今北純一さんという方がどういう方なのかは知りませんので、なにやら胡散臭い思いを抱きながら読み始めた本でしたが、どんどん惹き込まれれました。

本の中にこの方の「エーテル理論」という話が出てきますが、
それは「人間は、相手が発している信号のようなものを感じ取ってしまうことが時々あります。その人が醸し出すエーテルのようなものが空間を埋め、それに自分が反応してしまう、そんなメカニズムがある、・・」ですが、

そんな経験ありませんか? 例えばセミナーとか交流会でこの人は違うというオーラを出している人、その人に近づいていくと自分が求めていたものをもっていたりして・・

人に限らず、本もあるような気がします。たまたま手にした本がいままさに知りたいと思っていたことに応えてくれた。

長年海外で暮らしてきたから、外からの日本が見えるし、逆に西洋かぶれしているわけでもない。
同じ人間だから同じところは同じ、違いは習慣であったり、ちょっとした思考経路の違いであったり・・

日本人だからと必要以上に委縮する必要はないんだ、何か枝葉末節にこだわり過ぎず本質、たとえば何をするためにか・・を思い起こすことが大切だなあとこの本を読んで考えました。

著者が講演をする際に参加者の中に5%くらい目の色が違う人がいるそうです。
演台から見てもすぐわかる人。
ノウハウを手に入れよう、知識を身につけよう、勉強のため・・などという動機ではなく、「新しいことに着手したいという能動的な意識」を持った人

この本がおもしろいと感じるかどうかで、自分が「単に勉強をして自己満足をしているだけの人間」か「新しいことを始めようとしている人間」なのかがわかってしまう。
この本がリトマス試験紙の役割を果たすような気がします。

コメント
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