本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」水野和夫著

2010-08-14 07:47:26 | 本・雑誌、読書
まだ半分ほどしか読んでいません。でも、書かずにいられないので中間メモです。
次のメモがあるかどうかはわかりませんが・・

この本のオビには
「歴史的な構造変化を見事にとらえら話題の書!
2007年ベスト経済・経営書(週刊東洋経済) 第2位
2007年ベスト経済書(週刊ダイアモンド)第3位
2007年上半期ベスト経済・経営書(週刊東洋経済)第1位」
とあります。

私はこの本の本当の価値をわかっていないと思いますが・・
読んだショックは大きいです。

まえがきの中で著者がこの本で指摘したかったことを書かれています。
(1)帝国の台頭と国民国家の退場=帝国化
(2)金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性=金融化
(3)均衡性の消滅と拡大する格差=二極化

「経済的な「国境」が限りなく低くなり、国境内に権力を及ぼす「国民国家」の力が衰退する一方、金融帝国と化した米国や、中国・インド・ロシアなど旧帝国の台頭が著しい。」

ここでいう帝国は、武力で物理的に領土を獲得することではなく、
例えばアメリカであれば金融の機能を使って世界を金融市場を押さえるということなのでしょうが・・

世界を押さえる何らかの力を日本が持っているのか?
・・日本が帝国になる道はなく、国民国家として退場するのみ・・・

帝国化、金融化、二極化・・信じたくないですが、データから導かれるものは説得力があって

もしこの流れが必然であれば日本はどうなっていくのか・・という暗い気持ち、
いえ、もっと進んで、衰退の運命を受け入れる諦めの境地になっていきます。

・・以上、中間点まで読了メモです! 

コメント
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