本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「成功は一日で捨て去れ」柳井正著

2011-09-14 05:18:38 | 本・雑誌、読書
このところ、柳井正氏漬けです。この本でもやはりチェックを入れたページが沢山ありました。

しかし・・

2009年、過去読んだ本より現在に近い時点で書かれたこの本を読みつつ、大企業となったファーストリテイリング(FR)が差別化が難しい服飾の世界で生き残っていくことは、かなり厳しいのではないかと感じました。

かつて「フリース」、「ヒートテック」等、機能性で大ヒットを飛ばし、あまりユニクロを知らない私のようなものは、やはりこの機能性にユニクロを感じます。

メガヒットを狙うのであれば、ファッションセンスに優れた若者だけでなく、着心地や機能性を優先するおじちゃん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんにも受け入れられるものを作らないといけないのではないか?

そうするとフリースやヒートテックのようなイノベーティブな製品が必要だろうと思うのですが、衣服の分野でそんな製品がどんどん出てくるのか?

そして・・大企業となったにFRに入社する人たちは、成長を続ける大企業に安定を求めて入ってきているのではないか?
カリスマ創業者の熱い想いがどこまで組織に浸透するのか?
社員が常に挑戦を続ける気持ちをもっているか?

どんどん海外展開をして、海外でハングリーな人を集めて企業としては当分成長を続けるだろうけど、日本国内のFRがどうなるか?これから数年の動向が気になります。

コメント
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