夢七雑録

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稲荷百社詣その三十

2008-03-15 16:38:01 | 稲荷百社詣

(85)十番稲荷 (港区麻布十番1)★

 六本木から坂を下って少々歩くと稲荷があった。麻布坂下の末広稲荷と麻布永坂の竹長稲荷を合祀して昭和25年につくられた稲荷社という。この稲荷、商売上手と見えて、近くのがま池の蛙が延焼を防いだという伝承を借用して、防火のお守りを出したり、宝船を授与すると言う理由で、港区の七福神に割り込んだりしている。よくは分らぬが、この稲荷を参拝すると何かいい事があるのだろう。宝船も何かの役に立つのかも知れない。

(86)広尾神社(港区南麻布4)★

 将軍家の別邸、麻布富士見御殿の鎮守で、もとは二代将軍秀忠が勧請した稲荷という。賽銭もあげずに、高橋由一の竜を覗きこみ、それから少し離れて、稲荷社の写真を撮ろうとカメラを構えていたら、いつ来たのか女性が一人、カメラと社殿の間に割り込んできた。どうやら、撮影お断りというメッセージらしい。仕方なく写真は諦め、そうっと退散。 


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