夢七雑録

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稲荷百社詣その二十九

2008-03-06 19:32:24 | 稲荷百社詣

(83)太田姫稲荷 (千代田区神田駿河台1)★

 お茶の水駅から本屋の横の道を下って行くと、江戸城主の太田資長が娘の病気平癒のため建てたと言う太田姫稲荷があった。別の説によると、太田姫と太田氏とは関係がないのだそうだが本当の事は分らない。ともかく、社殿に一礼し立ち去ることにした。その時、若い男がこちらを見ているのに気付いた。ジーンズに赤いセータ、黄色のディーバックを背負って白のトレッキングシューズを履き、黒い帽子を被っている。気にはなったが、こちらから話し掛ける謂われはない。さりとて向こうから話し掛けられても困るなと思い、そ知らぬ顔で境内を出た。

(84)五十稲荷 (千代田区神田小川町3)

 スポーツ店の並ぶ靖国通りからちょっと入った裏通りに、ひっそりと稲荷社があった。もとは屋敷内の稲荷で、五日と十日の市が立つ日にのみ参詣を許されたと言う。今は毎日が市のようだが、参詣者は見かけない。写真を1枚撮って速やかに立ち去る。


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