冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

たごっこパークの思い

2004年12月22日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 子どもたちは、遊びの世界で実に多くのことを学びます。子どもたちにとって遊びとは、食べることや寝ることと同じくらい大切で、遊ぶからこそ子どもは生きるといってもいいでしょう。
 遠い昔の子どもたち(今の大人たち)に遊びの思い出を語ってもらうと、川で泳いだ、海に素潜りして魚を捕まえた、山で遊んだ、稲刈りあとの田んぼで相撲をした、すずめを捕まえて食べた、草野球のボールで近所の家のガラスを割った、畑のイモを盗んで食べた、他人の家の柿を取った、ビワを取った、車のタイヤをパンクさせた、壁に落書きをした、ザリガニをたくさん捕まえて気付いたらみんな腐って死んでいた、カエルの口に爆竹を突っ込んで破裂させた、トンボの羽をむしった、道端に咲いている花を棒で打ち飛ばした、広場で爆竹を鳴らした、チャリンコで爆走した、燃える新聞紙ボールでサッカーをした、工事現場で遊んだ、農協の米倉庫で遊んだ、雨の日にずぶ濡れで遊んだ、水溜りにばしゃばしゃ入って遊んだ、泥団子を作った、砂場にダムを作った………。
 尽きることなく、危ない遊び、汚い遊び、うるさい遊びの数々が語られます。

 今、子どもたちは何をして子ども時代を生きているのでしょうか?
 かつて、子どもたちの遊び場だった野は、山は、川は、畑は、田んぼは、路地裏は、空き地は、今も子どもたちの遊び場となっているのでしょうか?
 そして今や、公園ですら、子どもたちにとって魅力的な場所ではなくなっています。ボール遊び禁止、自転車乗り入れ禁止、火遊び禁止、木登り禁止…と禁止看板が立ち、滑り台には「手すりを掴んで滑ること。仲良く順番に滑ること。おしりを付けて滑ること。」と規制看板が立っています。ある公園には、こんなポスターが貼ってありました→ポスター
 なぜ、野山から、海川から、路地裏から、公園から、子どもたちの遊びが消えてしまったのでしょう?
 どうしたら、子どもたちに生き生きと遊べる環境を返してあげることができるのでしょう?

 冒険遊び場たごっこパークは、かつての子どもたちが当たり前のように遊んでいた環境を今の子どもたちに返してあげようとする活動です。そのために、行政や地域の人たちや親たちと一緒に子どもたちの遊びのことを考え、一緒に居場所づくりをしていきたいのです。
 子どもたちが生き生きするまちは、きっと誰もが生き生きするまちとなるはずです。
 ですから、子どもたちの遊び場を作っていくことは、まちづくりそのものだとも言えるのです。

 さぁ、一緒に子どもたちの遊び場づくりを、居場所づくりをしませんか?

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