冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

大切な居場所

2005年12月09日 | 冒険遊び場たごっこパーク
2005年12月9日(金)
 昨年冬の8日間連続、そして、5月からの文部科学省「地域子ども教室」としての位置づけにより、定期的・継続的な活動として地域の子どもたちにすっかり定着をした。
 しかし、このところ5年生、6年生はスーツの人たちが来るとそわそわしている。
 なぜなら、地域子ども教室としてのたごっこパーク開催日程表が来年2月で終わっているので、その先どうなるのか不安なのだ。
 彼らは、たごっこパークが市役所の人たちの理解により開催できていることを知っているので、スーツの人が来ると、2月以降の話なのかなぁと感じるようだ。

 今日も夕方、地域子ども教室の担当の市役所生涯学習課の人たちが寄ってくれ、僕と話をしていたら、常連中の常連・6年生のヒロキがつかつかつかと寄ってきた。
 そして、ペコッと頭を下げて「よろしくお願いします」と一言。

 そのあとの生涯学習課のKさんの行動で、きっと、役所の人たちにはヒロキたちの気持ちが伝わると思った。
 Kさんは、なにやら盛り上がっている火のそばに歩み寄っていった。
 そこには、ベッコウ飴をバケツの水で冷やすタツヤ(3年)が。
 冷えて固まりだして完成間近なタツヤのお玉の中に、ほかのヤツが手を出したために、バケツの水がジョボジョボ。
 「うわぁーーーーー!」と発狂するタツヤ。
 大笑いの周りの子どもたち。
 「いいじゃん、水飴みたいじゃん。」となぐさめるヤツ。

 その光景を目撃したKさんは大笑いだった。
 子どもたちのこういう瞬間を見て、大笑いできる感性を持ち合わせる役所の人は実はあまりいない。
 きっとKさんは、ここが子どもたちの大切な居場所であることをわかってくれているんだと確信した。

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