80年前の今日10月21日、東京・明治神宮外苑競技場で出陣学徒壮行会が開かれました。
東条英機首相はこう訓示しました。
「御国の若人たる諸君が勇躍学窓より、征途に就き、祖先の遺風を昂揚し、仇なす敵を撃滅をして皇運を扶翼し奉るの日は今日来たのであります。私は衷心より諸君のこの門出を御祝い申し上げる次第であります。」
学生の代表はこう答辞を述べました。
「生ら今や、見敵必殺の銃剣をひっ提げ、積年忍苦の精進研鑽を挙げて悉くこの光栄ある重任に捧げ、挺身以て頑敵を撃滅せん。生らもとより生還を期せず」
学生たちは、戦地に赴いて、生きて還るなどまったく思っていません、と。
この後、終戦までの2年足らずでどれほどの学生が戦死したことか。
最近、テレビでは、トラックやバスの運転手が不足しているとか、エッセンシャルワーカー(生活の根幹を支える仕事に従事する人たち)が不足しているといったことを報道しています。
同時に、イスラエル・ガザの話題、ウクライナ・ロシアの話題もしきりに報道され、まるで乗じるようにだから防衛力強化(軍備増強)が必要だと喧伝されています。
そして、「自衛隊カッコイイ」番組が増えているようにも感じます。
人手の取り合いの中で、「君も自衛隊に入らないか」と誘っているようです。
蜘蛛の巣ネットで楽しげに遊ぶ子どもたちが学徒出陣となる日がひたひたと近づいているような気がしてなりません。
「生ら今や、見敵必殺の銃剣をひっ提げ、積年忍苦の精進研鑽を挙げて悉くこの光栄ある重任に捧げ、挺身以て頑敵を撃滅せん。生らもとより生還を期せず」
子どもたちには、自分が自分らしく生き抜くために、遊びを通して、多くのものを育んでほしいと願います。
そして、同時に、他者も生き生きと生きていくための知恵と心を、遊びを通して培ってほしいと願います。
幼児9人 小学生11人 中学生1人 青年4人 子ども25人 大人15人 合計40人
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