よく、「登園しぶり」「登校しぶり」「行きしぶり」という言葉を聞きます。
園や学校の保育士・教員は、親御さんへの指導で、「学校(園)に来ちゃえば、なんとかなりますよ。ちゃんと過ごしていますから」と言います。
「しぶり」段階は、問題行動の始まりだら、初めが肝心と、芽を摘もうと考えているのでしょう。
でも、「子育て勉強会ワンコインゼミ」で学んでいる児童精神科医・本田秀夫先生の見立ては、行きしぶりは子どものSOSの最終段階だと指摘します。
そして、「学校に来れば、それなりに過ごしているという見立てを示す先生たちに『では、帰りしぶりはありますか?』と問うんです」と言います。
『帰りしぶり』…なるほどなぁと思いました。
子どもたちは刹那的ですから、先のことなんて考えていないんです。
楽しいからまだ居たいという場所には、長く留まっていたいと思うのです。
園や学校に行きしぶりのある子どもたちが、夕方になると、帰りたくないと駄々をこねたりしないわけです。
さて、17:00過ぎのたごっこパーク。
お母さんたちの「帰るよ~」「支度して~」の声が響きます。
それに対して、子どもたちが「まだ遊ぶ」「もう一回、木に登って来る」「やだ、帰らない」と駄々をこねます。
どの子も「帰りしぶり」を見せるわけです。
そんな、子どもたちが「帰りしぶり」を示す場所が地域にどんどん広がるといいですよね。
幼児12人 小学生7人 青年3人 子ども22人 大人16人 合計38人
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