たごっこパークに親子参加しているお母さんたちが、わが子がたごっこパークで遊んでいる画像をInstagramやFacebookに投稿してくれています。
炎天下に一日中、屋外で子どもの遊びに付き合うというのは、お母さんたちにとっては、かなりしんどいことだと思うのです。
インスタとかフェイスブックとかでは、よくこんな美味しいもの食べましたとかこんなかわいいもの買いましたという投稿を見ます。
美味しいものやかわいいものって、自分へのご褒美でもあるんだろうなって、そういう投稿を見ると思うわけです。
翻って、公園や川で遊ぶわが子の写真をSNSにアップするお母さんたちの心理って、外遊びに付き合ったことで、わが子のこんなキラキラシーンをゲットしたよというお母さん自身へのご褒美でもあるように思うのです。
等価交換。
児童精神科医・佐々木正美先生から教わった言葉。
与えているものと与えられているものが等しいとき、人間関係は健全なんだと。
たとえば、赤ちゃんが泣く。
お母さんはミルクかな、おむつかな、寝ぐずりかなと想像し、ミルクを用意したり、おむつを交換したり、抱っこしたり、添い寝したりする。
一見、お母さん側だけが献身的に赤ちゃんに尽くしているようだけど、その作業を(ったく、うるさいなぁ)(ちっ、めんどくさいなぁ)とやるのか、やってあげたことで、泣き止み、笑顔に戻ったわが子を見て、お母さん自身も嬉しくなるのか。
後者が等価交換というわけです。
赤ちゃんに与えたことと、赤ちゃんから与えられたことが等しいと思えるかどうか。
僕とみっきぃは20年近く、夏の冒険遊び場をやってきていますから、ただ外にいるというだけでも、どんだけしんどいかよくわかります。
まして、夏の野外で子どもの遊びに付き合うというのがどんだけしんどいか。
しかも、帰宅したら、泥だらけの服、川でずぶ濡れの服をお洗濯したり、その他の「後始末」もいっぱい。
それでも、ホット一息ついた時に、わが子のとびっきり画像をSNSに投稿するって、凄いことだなって思います。
そうした投稿は、僕らにとっても、場を提供するという与えたものと、お母さんたちの嬉しそうな投稿から与えられるものと、等価交換によって、喜びをもらっています。
幼児9人 小学生13人 青年8人 子ども30人 大人20人 合計50人
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