ひさしぶりにガウリナです(*´∀`*)
激甘注意。
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「なぁーリナぁ~」
ガウリイはあたしの頭をぐりぐりしながら気の抜ける声を出した。
「だああっ、うっとうしい!何なのよ一体」
「暇だ」
がくっ
...いやそんな事言われても、というところである。
「あたしに言われても困るわよ」
「二人でどっか行かないか?」
「却下」
「なんでだよー」
「暑いしめんどいし動きたくないし...」
「がっくり..」
ガウリイは自分で擬態語を口にしながら項垂れて座り込んだ。
宿屋の一室。
部屋をひとつしか取らなくなって久しいが、ガウリイがこんなに子供みたいな事を言うのは珍しい。
「リナ」
「うん?」
振り向くと、いつの間にか真後ろにいたガウリイに抱き付かれた。
「暑いんだけど..」
「リナって柔らかいよなぁ」
「ななななに言ってんのよばかっ!」
「....」
暴れて抵抗してみるものの、ガウリイはびくともしない。
なんだかいつものガウリイじゃないみたいである。
「ガウリイ...?」
「ん...」
「なにかあった?」
真面目なトーンで聞いたあたしに、ガウリイは柔らかく微笑みかけた。
「いんや、なんにもないぞ」
その笑顔がなんだか儚げで、あたしはちょっと胸が苦しくなった。
何があっても、この男はこんな顔して笑うのだ...きっと。
「ガウリイ」
「ん?」
「今日だけだかんね」
あたしは首を伸ばして、ガウリイの唇に自分のそれをそっと重ねた。
一瞬びっくりしたような顔をしたガウリイは、すぐにあたしの頬に手を添えて口づけを返す。
「...ん」
唇を離して、あたしは顔をおもいっきり背けた。
...いやだって、恥ずかしいじゃないデスカ。
「げ...元気出た?」
恐る恐るガウリイの顔を見上げると、彼は唇に手を当てて、蕩けるように笑ってみせた。
「ヤバい」
「へ?」
「癖になりそう...」
「...ばかっ」
顔に血が上っているのを自分でも感じながら、あたしは立ち上がった。
「さ、出かけるわよ!」
「え?さっきはどこにも行かないって..」
「気が変わったのよ!ほら、暇なんでしょ?」
ガウリイは何度か目をぱちくりさせてから、ふっと笑った。
「おうっ」
終わり
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わー恥ずかしい(笑)
激甘注意。
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「なぁーリナぁ~」
ガウリイはあたしの頭をぐりぐりしながら気の抜ける声を出した。
「だああっ、うっとうしい!何なのよ一体」
「暇だ」
がくっ
...いやそんな事言われても、というところである。
「あたしに言われても困るわよ」
「二人でどっか行かないか?」
「却下」
「なんでだよー」
「暑いしめんどいし動きたくないし...」
「がっくり..」
ガウリイは自分で擬態語を口にしながら項垂れて座り込んだ。
宿屋の一室。
部屋をひとつしか取らなくなって久しいが、ガウリイがこんなに子供みたいな事を言うのは珍しい。
「リナ」
「うん?」
振り向くと、いつの間にか真後ろにいたガウリイに抱き付かれた。
「暑いんだけど..」
「リナって柔らかいよなぁ」
「ななななに言ってんのよばかっ!」
「....」
暴れて抵抗してみるものの、ガウリイはびくともしない。
なんだかいつものガウリイじゃないみたいである。
「ガウリイ...?」
「ん...」
「なにかあった?」
真面目なトーンで聞いたあたしに、ガウリイは柔らかく微笑みかけた。
「いんや、なんにもないぞ」
その笑顔がなんだか儚げで、あたしはちょっと胸が苦しくなった。
何があっても、この男はこんな顔して笑うのだ...きっと。
「ガウリイ」
「ん?」
「今日だけだかんね」
あたしは首を伸ばして、ガウリイの唇に自分のそれをそっと重ねた。
一瞬びっくりしたような顔をしたガウリイは、すぐにあたしの頬に手を添えて口づけを返す。
「...ん」
唇を離して、あたしは顔をおもいっきり背けた。
...いやだって、恥ずかしいじゃないデスカ。
「げ...元気出た?」
恐る恐るガウリイの顔を見上げると、彼は唇に手を当てて、蕩けるように笑ってみせた。
「ヤバい」
「へ?」
「癖になりそう...」
「...ばかっ」
顔に血が上っているのを自分でも感じながら、あたしは立ち上がった。
「さ、出かけるわよ!」
「え?さっきはどこにも行かないって..」
「気が変わったのよ!ほら、暇なんでしょ?」
ガウリイは何度か目をぱちくりさせてから、ふっと笑った。
「おうっ」
終わり
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わー恥ずかしい(笑)