ゆるい感じで。

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交錯恋愛26

2010-07-21 08:03:40 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛25」の続きです(´ω`)

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オレは自分のアパートでぼーっとしていた。...いや、いつもそうだと言われたら否定は出来ないが。
考えていたのは...
リナの事だ。

あんな風な慰め方して良かったのだろうか。下心は無かった...つもりだが、あれはこれから避けられてもしょうがないレベルだよなぁ。
いや、下心あったのか?
いやいや、オレにはアメリアがいて、リナはその友達だ。...下心なんてあってたまるか。

でも、今頭の中を占めているのは間違いなくリナで。
今彼女は、無理していないだろうか。
「....オレ、おかしいだろ」
リナには、ゼルガディスがいるのに。

ぴんぽーん。

「...誰だ?」
今は夕方で、オレ以外の住人はまだ誰も帰ってきていない。

ガチャ
「どちらさんで?」
「...あ」
ドアを開けると、そこには驚いた様子のゼルガディスがいた。
「あんた...ゼガルディス?」
ずべっ
「ゼルガディスだ!!」
思い切りずっこけたゼルガディスは顔を赤くして叫んだ。
「冗談だよ、じょーだん。ところで、なんか用か?」
「いや、すまん。どうやら部屋を間違えたらしい。リナの部屋はこの上か?」
「いや、下だが。...まだリナ帰ってきてないみたいだぞ?」
「そうか...すまんな」
そう言って帰ろうとするゼルガディスの袖を、オレは何故か引っ張っていた。
「...なぁ、じゃあリナが帰って来るまでオレの部屋で待ってないか?」
「はぁ..?」
困惑した様子のゼルガディス。
オレも何故こんな言葉が口から出たのかよく分からない。
「一度お前さんと話してみたいと思ってたんだ」
それは本当だ。ゼルガディスとはあのダブルデートの日以来交流はなかった。
「茶くらい出すぞ。あ、ゲームしないか?最近『どらまたロワイヤル』買ったんだよ」
「...じゃあ邪魔させて貰おうか」
「そうこなくちゃなっ」

そんなわけで、自分の部屋にゼルガディスを引っ張り込んだオレなのであった。


続く

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...眠いよう。
最近3時間睡眠がデフォルトになってる千晶です(´・ω・`)