「交錯恋愛16」の続きです(´ω`)
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「あたしにどーしろって言うのよ」
あたしは目の前に広がる4匹のクラゲにため息をついた。
さっきガウリイがいきなりやって来て、アメリアに取ってあげて余ったUFOキャッチャーの景品(つまりクラゲ)をあたしに押し付けて行ったのだ。
ガウリイ曰く、
「女の子が持ってた方が可愛いだろ?」
「しっかしなんでクラゲなのよ~」
ガウリイは早々に自分の階に戻ってしまったので、あたしはカラフルな4匹のクラゲと家に残されてしまったのだった。
ピンク、黄緑、黄色にオレンジ...。どれもパステルカラーでファンシーな代物だ。
指で押すとぴこ、と音がした。
「...そーいえばアメリアって少女趣味だったわね」
確かにガウリイが自分の部屋にこれを飾ってたらちょっとおかしい。
小さいとはいえなかなかの存在感だ。
「でもなんか...」
ガウリイに似てる。
ぷっ。
あたしは思わず一人でくすくす笑ってしまった。
捨てようかとも思ったのだが..。
「しょーがないわね、1匹くらい飾っておくか」
あたしは黄色のクラゲをひょいと掴んで机の上に飾る。
残りは引き出しの中。
...ゼルに1匹あげようかな。
「ガウリイが持って来たクラゲだから..『がうくらげ』でいっか!」
適当な名前を着けると、なんだか愛着が沸いてきた。
人差し指でつんつんする。
ぴこぴこぴっ
...可愛いかも。
あたしは小さく笑って立ち上がった。
「さぁて、早く夕飯作らなくちゃ」
続く
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次回に続きます。
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「あたしにどーしろって言うのよ」
あたしは目の前に広がる4匹のクラゲにため息をついた。
さっきガウリイがいきなりやって来て、アメリアに取ってあげて余ったUFOキャッチャーの景品(つまりクラゲ)をあたしに押し付けて行ったのだ。
ガウリイ曰く、
「女の子が持ってた方が可愛いだろ?」
「しっかしなんでクラゲなのよ~」
ガウリイは早々に自分の階に戻ってしまったので、あたしはカラフルな4匹のクラゲと家に残されてしまったのだった。
ピンク、黄緑、黄色にオレンジ...。どれもパステルカラーでファンシーな代物だ。
指で押すとぴこ、と音がした。
「...そーいえばアメリアって少女趣味だったわね」
確かにガウリイが自分の部屋にこれを飾ってたらちょっとおかしい。
小さいとはいえなかなかの存在感だ。
「でもなんか...」
ガウリイに似てる。
ぷっ。
あたしは思わず一人でくすくす笑ってしまった。
捨てようかとも思ったのだが..。
「しょーがないわね、1匹くらい飾っておくか」
あたしは黄色のクラゲをひょいと掴んで机の上に飾る。
残りは引き出しの中。
...ゼルに1匹あげようかな。
「ガウリイが持って来たクラゲだから..『がうくらげ』でいっか!」
適当な名前を着けると、なんだか愛着が沸いてきた。
人差し指でつんつんする。
ぴこぴこぴっ
...可愛いかも。
あたしは小さく笑って立ち上がった。
「さぁて、早く夕飯作らなくちゃ」
続く
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次回に続きます。