先日書いた「資本主義は眠りにつく(2)」の続きです。
特別剰余価値を得るための競争でもある生産性の向上=可変資本の減少と不変資本の上昇という資本の有機的組成の高度化のもう一つの特徴は、労働賃金の減少を必ず作り出します。これは労働者数の減少という形で現れます。労働者は相対的過剰人口となり失業が不可避となります。
今の日本は労働力人口の減少がありますから、今のように経済の状況が良くなくても失業率は下がります。しかしこれでは賃金の上昇を招きますからどうしても失業者をつくらなければならない。絶対的には労働力が足りないのですが、そこに人口問題とは関係しない相対的過剰人口を作り出すのが資本主義の特徴です。
そしてこの相対的過剰人口という失業者は全労働者の賃上げの桎梏となるでしょう。失業者が控えていれば安給料でも働けという事が出来ます。
今後ホワイトカラー層や技術職の中間所得層を総体的過剰人口に追い込むIT革命がすすもうとしています。すでにロボットによりブルーカラー層の中間所得層が減らされています。
もちろん低賃金に労働者を固定するために、正社員と派遣などの不安定雇用者の差別解消として同一労働同一賃金を政府や企業も進めますが、これは結局は正社員の派遣並み賃金という事になるでしょうし、正社員の減少と派遣等の増加という形になるでしょう。
こういう社会は労働者総体の賃金を下げるわけですから、年金労働者増とその年金額の切り下げと合わせて一般庶民の個人消費を減らすことになります。
資本の有機的組成の行動化=生産性の向上が商品やサービスの価値低下による価格下落があったとしても個人消費は延びなくなります。同時の今後予定される消費増税と社会保険料の増加が個人消費をさらに減少させるでしょう。
資本主義は眠りにつきます。。。。。
特別剰余価値を得るための競争でもある生産性の向上=可変資本の減少と不変資本の上昇という資本の有機的組成の高度化のもう一つの特徴は、労働賃金の減少を必ず作り出します。これは労働者数の減少という形で現れます。労働者は相対的過剰人口となり失業が不可避となります。
今の日本は労働力人口の減少がありますから、今のように経済の状況が良くなくても失業率は下がります。しかしこれでは賃金の上昇を招きますからどうしても失業者をつくらなければならない。絶対的には労働力が足りないのですが、そこに人口問題とは関係しない相対的過剰人口を作り出すのが資本主義の特徴です。
そしてこの相対的過剰人口という失業者は全労働者の賃上げの桎梏となるでしょう。失業者が控えていれば安給料でも働けという事が出来ます。
今後ホワイトカラー層や技術職の中間所得層を総体的過剰人口に追い込むIT革命がすすもうとしています。すでにロボットによりブルーカラー層の中間所得層が減らされています。
もちろん低賃金に労働者を固定するために、正社員と派遣などの不安定雇用者の差別解消として同一労働同一賃金を政府や企業も進めますが、これは結局は正社員の派遣並み賃金という事になるでしょうし、正社員の減少と派遣等の増加という形になるでしょう。
こういう社会は労働者総体の賃金を下げるわけですから、年金労働者増とその年金額の切り下げと合わせて一般庶民の個人消費を減らすことになります。
資本の有機的組成の行動化=生産性の向上が商品やサービスの価値低下による価格下落があったとしても個人消費は延びなくなります。同時の今後予定される消費増税と社会保険料の増加が個人消費をさらに減少させるでしょう。
資本主義は眠りにつきます。。。。。