猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

女の子の節句

2006年02月12日 09時37分05秒 | 猫たち
お正月が終わると、途端に新聞の折込みチラシに、おひな様が登場する。
私と妹はおひな様を持っていなかったが、子供の頃は憧れて、よく飽きもせず、チラシの写真を眺めていたものだ。
女の子にとって、美しいお人形の姿はまさに憧れ。

「私はきっと一生おひな様に縁がないのかなぁ」
と、少し寂しく思いつつ、子供の頃にみた広告写真を思い出しては、大人になってからも美しい千代紙などで、手作りのおひな様をこしらえては、悦に入ってたりした私である(下手くそだったけど)。

しかし人生とは面白いもので、その、おひな様に縁がない私が、仕事で十二単など着て、おひな様のごとく装うことが出来たというのがまた面白い。
まだ若く、今よりもずっとずっと肌も姿も美しかった頃(笑)
ショーの合間に、持参したカメラで撮ったその写真は、今でも私の宝である。

そして遥かな時が流れて.....。
この歳まで子供を持つことのなかった私は、いまだに本物のおひな様とは縁のない生活を送っている。
だが、子供のころに抱いた憧れというのは永遠のようで、毎年桃の節句が近づくと、なんとなくそわそわし、和菓子屋さんに並ぶおひな菓子などに目を奪われる。
また、
「私はおひな様をもてなかったけどちゃあこには.....」
などと、この季節になると、ゴソゴソ千代紙や厚紙を出してきて、彼女用のおひな様を作ったり、付属品をちまちまとこしらえたりするのである。
肝心のちゃあこは何のことやらわかっていないけど。

昨年。
おひな様を作りたいばっかりに買ったはまぐり。
洗って千代紙を貼り付けて、しばらく飾り、大事に箱にしまっておいた。
台座は確か、いつだったかコンビニで買った、キティちゃん鏡餅のものを再利用したもの。
ぼんぼりは厚紙と花紙で手作り。
ここまでは昨年と同じものだ。
そして、昨年の片づけをする際に作った三人官女が今年は新たに加わり、もしかするとまた、何かが増えるかもしれない。

ちゃあこがまた今年も健康で元気に楽しく暮らせますように。

このblogを始めた頃。
私はちびくんのための五月人形を作り、同じことを祈った。
どうか、今年も彼のために五月人形を飾ることが出来ますように。
そしてまた、ちびくんのあらたな一年のために祈ることが出来ますように。

おひな様も五月人形も、笑っちゃうくらい下手くそな出来だけどね。

ちなみに.....。
桃の節句の主役、ちゃあこさん。
この写真を撮影後、このひな壇に登り、ほとんどのものを手で落としてくれました(笑)
親の心子知らず。

.......まあ、元気が何より、だよ(トホホ)。