猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

一人でカンパイ!

2007年07月14日 04時00分52秒 | ハ~プニング!
ここのところ。
まあ、毎日毎日よく降る雨ではあるが。

なぜか横浜では、早朝から午前中にかけてはその雨がやむことが多い。

これは、果たして、自然界の仕組みでそうなっているのか。
はたまた神様が私の畑通いに配慮してくれてそうなっているのか(笑)
理由はわからないが、とにかく、絶え間なく収穫がある今の時期、こうして雨の隙間を縫って、畑に通えることには大変に助かっている。


     
        さすがに梅雨!これだけ雨が降れば当然かもしれないけれど...
               隣の畑ではきのこがにょきにょき。


だが。
作業の時間やゴンザの帰宅時間を考えれば、自然、私が畑へと行けるのは、夜明け頃から、午前6時くらいの間まで。

.....と、いうことで、ここ数日。
私は空が白む頃に出かけて行っては、ゴンザの帰宅時間に合わせてまた自転車を漕いでせっせと家へ帰る日々を送っている。

しかし、この畑通い。
体も動かせて楽しいのはいいが、早朝となれば蚊も多く.....
しかもここのところの雨で土はぐちゃぐちゃ。

当然、私は作業をするうちに泥まるけになり、虫刺されやかぶれ防止のために着ていっている長袖の服も真っ黒。


     
           ひとけのない早朝は、鳥たちも身づくろいに忙しい。
                 カモもこんなにいっぱい♪



で。
もちろん帰りもこの服を着て自転車に乗るわけで.....
もう、その姿の凄まじさときたら、道ゆく人が振り返るほど(笑)

しかも、今朝などは帰り道、自転車のチェーンがはずれてしまい。
私はしばし、人々の行き交うサイクリングロードで泥だらけの姿のまま、ボーゼン。

まあ、これがドラマなら、タイミングよくジョギング中の爽やかなヒーローか何かが現れて、『お困りですか?』なんて言って助けてくれるのだろうが(爆)
幸か不幸かそこにはそんな男前も表れず。

増してや、それ以前に、とっても人見知りである私は(誰だ?「ウソだ~」とかPCの前で言ってるヤツ・笑)、そんな風に助け舟を出されてもかえって恥ずかしくて困ってしまう、と、即自分ではずれたチェーンを直すことを決意する。

と、格闘すること約5分。

意外にもそれほど手こずることなくチェーンは元に戻り、なるほど、腹をくくってじっくり取り組む覚悟で挑めば、なかなかになんでも出来るものだなぁと、自分でも感心(笑)

が。
そうやって一人悦に入る私の気持ちとは裏腹に.....
手は油で真っ黒。
元々どろどろだったシャツとパンツはますます油で汚れ.....

もう誰も私を振り返る人もいない(爆)
(たぶん、見たら石になってしまいそうな凄まじい姿だったのだろう)


     
    さすが油!こうなったらちょっとやそっとタオルで拭いたぐらいじゃ落ちない(笑)


元通り快適に動くようになった自転車に再びまたがった私は。
ちょうど帰宅時間が重なりそうだったゴンザを駅へ迎えに行こうと、そのまま走りだした。

.....と。
途中、私はひとつの楽しいイベントを思いつく。

そうだ!
いつもゴンザと畑の帰りにジュースを買う自動販売機。
あそこで一人、チェーンを直せたお祝いをしよう。

いつもは自転車の腕前をゴンザに『見習い二級!』と馬鹿にされている私でも。
チェーンを一人で直せた今なら、『見習い二級』から進級出来るに違いない。

私はいつもの販売機の前に自転車を停めると.....
これまたいつも買うドクターペッパーを、今回は一人で買った。

カンパイ!


     
                   ぷは~っ、美味い!
               何かやり遂げたあとの一杯は最高!(笑)


駅へ着いたら、ゴンザにこの顛末を話して『見習い二級』からもう少し評価を上げてもらおう。

こんなドロドロの女が迎えに来たら恥ずかしいかもしれないけれど、私は一人でチェーンをはめれたんだもの。

冷たいドクターペッパーを二口ほど飲んで、私は再びリュックを背負い、駅へと向かったのだった。