美味しい色は食欲をそそる。
我々日本人にとっては、盛りつけも重要な調味料。
回転寿司流行りの昨今。
TVでは頻繁に、それらの店の特集が組まれ、
情報バラエティ等で取り上げられるが。
中でも際立って多く話題になるのが、『産地直送ネタ』を売りにする店と、
ネタの大きさを売りにする、『デカネタ』店だ。
いわく、
『シャリが見えないほどの豪快なネタにお客さんも大喜び』というそれらの店は、
非常な人気を呼んでいるのだそうだが......
なるほど、確かに、これほど特集が組まれるということは、
こういった情報が人々の関心を呼び、視聴率もとれるということなのだろう。
七草を過ぎる頃になると、なぜか私は松前漬を作りたくなる(笑)
っちゅーことで、今年も作りました。
お正月に残った数の子入りと、数の子なし、2パターン。
.......が。
それらを見るたび、私には、ひとつの疑問が湧いてくる。
「寿司って、シャリとネタとの絶妙なバランスにこそ、美味さが出るんじゃないの?」
なにしろ、ネタが思う存分食べたいのなら、刺身を食えばいいのだし、
シャリの存在がどうでもよいのなら、それはもはや寿司とはいえないのじゃないか.....
と。
まあ、店側としては、他店との競争のために、
そういった変化球を投げる作戦をとっているのだろうが、
はたして。
あの、シャリの十倍ほどはあろうかという大きなネタの乗った寿司を、
客は本当に美味しいと思っているのだろうか?
こちらは年末ゴンザが作ってくれた、ハモンセラーノのピザ。
「いつもより生地を厚く膨らませ気味にした」のがおいしさの秘訣だそう。
だいいち、たとえばそれがネタだけとはいえ、大きさがあるということは、
それだけ早く満腹になり、種類をあまり食べられないということだろうし、
そう考えれば、目新しさと珍しさを喜ぶ分にはいいけれど、
やたらにでかいネタをありがたがるというのは、
どうにもよくわからない。
まあ、『回転寿司とはもともと、そういったギミックを味わうものなのだ』
と言われれば、確かにそうなんだけども、
しかしやはり、中には下手な町の寿司屋より美味いものを出す店もある時代に、
これらの物珍しさで勝負する店が、これから客の評価をどう受けるのか。
.......興味は尽きない。
そして、なぜかオバマTシャツ(爆)
実はこれ、↑に登場したピザの生地をお分けした方が、
ゴンザに「ハワイのお土産~♪」と、買ってきて下さったらしいのだが、
なんでもあちらは今、オバマグッズ一色らしい(笑)
それと、もうひとつ。
これもまた、よくTVで目にする企画、
『残り物を上手に利用したお料理術』というヤツだが......
正直これを見て、
「絶対普段家にないような『残り物』を使ってるんじゃ、参考にも何もなりゃしない」
と思っているのは、私だけではあるまい。
まあ、放送する側としても、
『この情報をもとに、いろいろ家にあるもので代用してアレンジしてね!』
と、そういうことなのかもしれないが、
そもそもそれが出来る人なら、TVを見る以前に、
残り物や余った材料をうまく利用してると思う(笑)
ちなみに我が家では、残ったお煮しめをこんな風にお寿司にしました。
『寿司に残り物』.....おお!気づけば今日の話題に副った写真だ(笑)
それに、だいたいからして、私には、
どうにも、それらのコーナーで利用される『残り物』が、
残り物には、どうにも見えないのだ。
フツーの日本の家庭の冷蔵庫に、そうそう、
『使いかけの生クリーム』とか、あるとも思えないしねぇ.......。
最近のお気に入り、【ベルデュール】の『カフェ』は
ほろ苦くて甘い、バランスが絶妙のケーキ。
っちゅーことで、これらを扱うTVを見るたび、
私の頭の中は、疑問符でいっぱいになると。
まあ、そういうことなのだが。
皆さんこういうの、本当に参考になっているのかなぁ.....?