先週の土曜......出勤するゴンザにくっついて、ちょっと早めに家を出て、
こんなものを食べてきました。
横浜は野毛・『大来』のタンメン。
野毛のタンメンといえば、このお向かいの店のほうが有名だけど、
実は私はこっちのほうが好き。
にんにくの香るスープとしゃきしゃき山盛りお野菜がうれしい♪
我が家の近所に、問題物件がある。
ホントは笑っちゃいけないのだろうが、
どうにも興味を抑えきれない、なんとも見ものな問題物件が。
その後、買い物していて見かけたのは......
花魁道中。
この日記にも幾度か、多国籍な場所として登場している『横浜橋商店街』で。
おそらく、目と鼻の先にある、『三吉演芸場』に来ている一座だろう。
調べてみたら、1月は『橘劇団』の公演中とあるので、
この方はそこの花形というところか。
美しいもんねぇ.....♪
古い民家の車庫を改装し、店舗にしたそこは......
もともとの作りがテキトーだったのもあって、
なかなか借り手がつかなかったものだが。
ある日、ふと覗いたら、何やら商品が並べられはじめていたので、
「いったい何屋さんになるのだろう?」と、
私とゴンザは、わくわくしながらそのオープンを待ちわびたものだった。
「ただ買い物に来て、こんないいものを見られるなんてラッキー♪」
そう私が喜んでいると、ひと組の中国人カップルの彼女が、
ものすごい剣幕で、彼氏に対して怒りまくっていた。
どうやら、この花魁に見とれていたことが許せなかったらしい。
「いやいやいや、これは実は男性なんだってば!」
そうと知らず見とれた彼氏と、その彼を引きずり去る彼女に.....
そう教えてあげたいところをぐっとこらえた(笑)
ちょうど、TVでは、盛んな韓流ブームの報道が下火になった頃か。
.......と。
ようやくオープンしたその店舗は、
韓流グッズ及び韓国食材を売る店で、
内心、私は、「今頃.....!?そしてなぜここで.....?」と、その先行きを危惧した。
何しろ、そこに置いてあるのは、
安っぽいカップにテキトーにヨン様の写真をプリントしたものとか、
明らかに、客層が極狭に絞られるものばかりで(笑)
まあ、それでも、
それらのメッカ・新大久保あたりなら、少しは売れもしようけれど、
この、ローカル線の、さびれた商店街のさらに外れときたならば、
客が来ようはずもない。
こちらはいつものerimaカレーではなく。
『ゴンザ作・ワインを一本使った欧風(?)カレー』
かつて、erimaカレーでカレー嫌いを克服したゴンザであるが、
まさかここまで好きになるとは(笑)
「美味い~!まじで美味い~♪」
だいいち、ブームというのはいつか去るものだし、
たとえばそれで金儲けをするにしたって、
ブームに先駆けてこそのことだ。
私が抱いた危惧は、
おそらくまた、そこを通る人々のものでもあっただろう。
案の定、店は半年ほどで、のれんをたたんだ。
ああ、そうそう、そういえば先日、ゴンザがこんなものを持ち帰りました。
オリンピック記念硬貨と、昭和天皇在位50年記念硬貨、
及び、在位60年記念硬貨。
なんでも、とあるお祝いにと旧札や硬貨をたくさんもらった人から、
「海外に行くのに、すぐに使えるお金が欲しい。交換して」と言われ、
喜んで両替してあげたとかで.......。
そして、それから少しして、
今度は弁当屋がそこに入る。
働いているのは、例の韓流ショップにもいたおばさんで、
なるほど、いろいろ考えあわせてみれば、
どうやらこのおばさんが、前も今も、ここの店主らしい。
色眼鏡をかけ、一見、愛想がいいそのおばさんは......。
どこからどう見ても、
『ちょっと汚れた白衣を着た町の中華屋のおじさん』といった風の調理人を、
「シェフ」と呼んで、我々を驚かせたが.....(笑)
今度は少し客が入ったこともあり、しばらくは商売に励んだ。
(ちなみに『シェフ』の作る中華系弁当はすごく美味かった)
.......が。
ある日を境に『シェフ』の姿はなくなり、
そこは弁当屋のはずが、
なぜか店頭では鉢植えの花が売られるようになった。
そして、間もなくおばさんは店をたたんだが......
再びのれんが掲げられたとき。
そこはペット葬儀屋になっていた。
懐かしいよねぇ、これ♪
でも......実はこれは交換したもののほんの一部で、
ちょっと困ってます(笑)
いくらなんでもあんな枚数交換してくるなんて......ゴンザよ。
ちなみに全部が未使用の新券です。
欲しい人、いる?交換しますよ(笑)
折しも世の中では、
ペットの葬儀にまつわる悪徳業者が話題になっている頃で、
今度も私は、「なぜ?なぜ今のタイミングで!?」と思ったのだが。
もしかするとおばさんは、
隣が犬猫病院であることに目をつけたのかもしれない。
........と。
当然ではあるが、あまりに露骨で悪趣味過ぎる今度の出店は、
結局、一人の客の姿も見かけないまま、数か月でのれんをたたんだ。
そして.......
しばらく空き店舗となっていた『問題物件』は。
今日になって何か、べたべたした貼り紙で動きを見せたが。
どうやらそれは、見るからに怪しい『○○療法』とやらを行う店で、
その商売の選び方から推察すれば、
きっとまた、あのおばさんが経営者なのだと思われる(笑)
はたして、今度は何か月で商売替えをするのか。
はたまた、その次は何に目をつけるのか......
酢を強めに効かせて、ポテトサラダ。
私は、その短絡さを面白がりながらも、
おばさんの未来を心配する。
なぜなら、ペット葬儀屋をしているころ、
その店内には、いつも、
おばさんの情夫とおぼしきおっさんがソファにふんぞりかえっていたからで、
これがまた、どう見ても『問題物件』そのものだからだ(笑)
(ちなみに、こういう怪しい人や、その関係を見分ける目は、
ガキの頃から養われているので、私の推測に間違いはないと思う)
ああ、おばさんの行く末やいかに。
そして、あの店舗の行く末は......!?
ただ、今、
たったひとつわかっているのは。
どうにも怪しすぎて、
今度も客は来ないだろうということだ(笑)