庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

排水工事

2006年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

ユニットバスとシステムキッチン、洗面台を入れ替え工事に当たり給排水工事を市外の業者さんに頼んで豪雨で非常に条件の悪い中で予定通りしていただいたことは先に書きました。こういう改造工事をすると以前の工事で手抜きや誤魔化したことが明るみにでることがあります。先にトイレの水洗工事の時に床下に残土を盛ったままで土台の材木が腐食し始めたことに触れましたが今回も不幸にも重大な欠陥が明るみに出ました。それは排水の溜め枡に不用意に腕が通るほどの穴が開けられたままになっていて、ここから排水が漏れていたのです。

当時排水工事後に急に風呂のボイラーの置き台が沈んで傾きました。当初原因はボイラーの土台の下に配水管を通した工法のためと思いました。そのうち沈下が落ち着くと考えていましたところ果たして止まったので一安心しました。ところがそれはブロック塀に当たって沈下が止まったのでした。

その後サッシに変えたドアが開かなくなりました。どうにも素人では直せないのとほとんど使用しないのでそのまま開かずの戸になりました。次に台所の床が例のサッシ付近を中心に下がりました。風呂との境目の土台に接触した木材が腐食して弱くなっていましたので、このために床が下がったと考えました。いずれは床を直さなければと考えていました。

そのころ流し台を新調しましたが、まだ私が通勤現役の時代なので工事を見ていなかったこともあり、流し台を水平に保つために流し台の耳を釘付けにして宙吊りにするという、手抜き工事がされていました。一見頑丈に取り付けられていましたが、排水工事の瑕疵により思わぬことになりました。傾斜のある床上に設置するときは流し台が水平に保たれるような枠を作って入れるのがよいのですが、釘2本で宙吊りで水平を保つという簡単な設置のため床がさらに下がったとき、シンクに荷重がかかりシンクが破れてしまいました。

長らく破れた流し台を使用してきたが、このたび新調するにあたり、床の水平度を確認したところ、1.例の水漏れ溜め枡の近くの土台が約一寸沈下していた。2.これにつれてこの部分の床が沈下。3.これに引かれて風呂との境界の土台付近の床が沈下。ここには重い茶箪笥もあったため沈下に追い討ちをかけたようだ。4.こうして流し台が完全に宙吊りとなったところで荷重がかかったため流し台のシンクが引き裂かれた。との一連の沈下破損原因がわかってきた。すべての原因が排水の漏水にありとは。

このような重大なことを引き起こす可能性があるのに、穴の開いた排水枡を設置した、見つからなければかまわない業者。これも市の指定業者である。わからないところは誤魔化されたわけで、どんな工事でも監理監督が必要であることを痛感した。とはいえ家庭の排水まで監督するのは出来かねることであり、このような重大な誤魔化しはしない優良、良心的なというより当たり前のことを淡々とやってくれる業者に頼みたいものである。このたびの水道業者にこのことを話すとそうです「当たり前のことです」と笑い出しました。市の指定業者だからといって安心は出来ない。なぜ指定業者をつくるのか。表向きは指定した工法通りの工事をするため。でも業者の受注獲得のための指名獲得などが発端というと言いすぎといわれるが、この辺が本音で、それを市が利用されたのが発端であろう。こうして「当たり前のこと」をしない特権業者が出てくるのではないか。市外の業者でもちょっと確認すれば出来る当たり前のことである。

と言うことでこの類は指定業者に都合よく出来ていることが多い。話しは飛ぶが、茨城の鳥インフルエンザ蔓延も集結したようだが、ここにも官民癒着というと言いすぎという方が多いが、長年の自民絶対優位にまんざら原因がないともいえない。多かれ少なかれ民が都合のよいように官を動かそうとしている。今回も業者の目先の利益のための業者の誘導にに乗ってしまったことが発端と思う。これでは市民は困るわけで、そのような目先利益への誘導の兆候を見つけて排除して市民を危険から守るのが本筋であろう。特にインフルエンザ蔓延は大変な恐怖であるのに業者の目先の利益の方向へ誘導されたのでは何のための行政か疑う。先日、自民の若手県議候補者にこのようなことをお話ししてそういうものをいち早くキャッチして市民を守ることがあなた方の使命でしょうといったら、あれは業者に騙されたといってこのような話をされたことに憮然とまではいかないがそのような顔色がちらっと見せた。この議員でさえ県民のためとは言いながら真摯に受け止めず、自分を守ることが第一であるという本音をちらつかせたのであった。彼の一瞬の顔色を見なかったらこの候補のファンになったと思うが、いまいち気が進まない。

コメント
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