2010年ころに送っていただいたシマサルスベリの種からの発芽苗に初めて花が咲いているのを確認しました。
シマサルスベリ1708260005 posted by (C)雑草
長い間種を播いた鉢のままだったので、成長が遅れたために開花までに年数がかかったと思われます。2015年に鉢から地植えに切り替えて成長が早くなり現在は樹高が3mを超えました。
シマサルスベリ1708260001 posted by (C)雑草
サルスベリに比べるとシマサルスベリは花のつき方が疎です。
シマサルスベリ交雑種?1708260009 posted by (C)雑草
こちらは同じ種から発芽したのに赤い花を咲かせました。シマサルスベリには赤花もあるようですが、この木は幹や葉の様子がサルスベリとシマサルスベリの中間であり、むしろサルスベリとシマサルスベリの交雑種と見た方がよさそうです。
サルスベリ葉1708260014 posted by (C)雑草
これはサルスベリの葉です。サルスベリの葉は厚く、丸くて先がほとんどとがりません。
シマサルスベリ葉1708260012 posted by (C)雑草
シマサルスベリの葉は薄く、先が尖っています。
シマサルスベリ交雑種? posted by (C)雑草
交雑種と思われるのは、葉がやや厚く、先が尖っています。葉はサルスベリより小さいかも。
シマサルスベリ幹中央茶色と両側サルスベリ1708260015 posted by (C)雑草
木肌を比較すると、シマサルスベリは茶色です。(中央)
サルスベリは白っぽく緑色の模様が見えます。サルスベリは毎年木肌が剥がれて新しくなります。(右側と左側)
シマサルスベリ幹茶色と交雑種右側1708260016 posted by (C)雑草
交雑種と思われる赤花の木肌はシマサルスベリより白っぽいです。(右側)
シマサルスベリの木肌は茶色です。(左側)
シマサルスベリの葉の紅葉は真っ赤で非常にきれいです。
紅葉したシマサルスベリ posted by (C)雑草
紅葉したシマサルスベリ posted by (C)雑草
このような真っ赤な発色は自生地九州では見られないとか。じつは水戸でも2014年に見ただけで、2015年、2016年は葉が紅葉せずにしおれてしまいました。
そこで今年はぜひ紅葉を見てみたいものと想い、シマサルスベリが紅葉する条件を考えました。
紅葉した2014年の紅葉前の1カ月の気温の推移を調べました。
a2014年10月気温水戸気象台mm posted by (C)雑草
これは2014年真っ赤に紅葉した年の10月の水戸気象台の気温の推移です。順調に気温が下がって行きます。
a2014年11月気温水戸気象台mm posted by (C)雑草
11月になっても気温が下がって行き、16日と19日に0.8度を記録しました。
それ以降は気温が上昇して氷点下にはなりませんでした。そして上の写真のようにシマサルスベリの葉は真っ赤に紅葉しました。
b2015年12月気温水戸気象台mm posted by (C)雑草
2015年は11月になっても気温の高い日が続いてシマサルスベリの葉は12月になっても青いまゝでした。
12月9日に氷点下0.6度となりました。紅葉の予感がしたのでしたが、18・19・20日と氷点下の朝が続き、シマサルスベリの葉は紅葉せずにしおれ枯れてしまいました。
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シマサルスベリ
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シマサルスベリ
c2016年11月気温水戸気象台mm posted by (C)雑草
2016年はよく黄葉した2014年と似て、10月から11月にかけて順調に気温が下がってきました。
11月10日に0.4度と紅葉にはもっとも理想的な気温で、この日からわずかながら紅葉が始まっていたようです。
ところが、24・25日と氷点下で1.2度を記録して、葉がしおれてしまいました。
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シマサルスベリの紅葉が見られると期待していたのですが、11月25日の氷点下1.2度で葉がしおれてしまいました。
以上のことからシマサルスベリが真っ赤に紅葉するためには、秋になってから気温が順調に下がり続けること。
そして気温が零度近くまで下がること。でも紅葉するまでは氷点下にならないこと。
以上の条件が満たされることが必要と考えられます。
ナンキンハゼも葉が紅葉しないで寒さにしおれてしまいます。カエデほどには耐寒性のない、暖地の植物がきれいに紅葉するためには紅葉するまでは氷点下にならないこと、でも零度に限りなく近づくことが必要のようです。
果たして今年は紅葉が見られるでしょうか。紅葉を見るために霜よけなどをすると効果があるのかもしれませんね。
20211109 フォト蔵リンクの写真が表示されていなかったので3枚入れ替える。
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長い間種を播いた鉢のままだったので、成長が遅れたために開花までに年数がかかったと思われます。2015年に鉢から地植えに切り替えて成長が早くなり現在は樹高が3mを超えました。
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サルスベリに比べるとシマサルスベリは花のつき方が疎です。
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こちらは同じ種から発芽したのに赤い花を咲かせました。シマサルスベリには赤花もあるようですが、この木は幹や葉の様子がサルスベリとシマサルスベリの中間であり、むしろサルスベリとシマサルスベリの交雑種と見た方がよさそうです。
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これはサルスベリの葉です。サルスベリの葉は厚く、丸くて先がほとんどとがりません。
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シマサルスベリの葉は薄く、先が尖っています。
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交雑種と思われるのは、葉がやや厚く、先が尖っています。葉はサルスベリより小さいかも。
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木肌を比較すると、シマサルスベリは茶色です。(中央)
サルスベリは白っぽく緑色の模様が見えます。サルスベリは毎年木肌が剥がれて新しくなります。(右側と左側)
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交雑種と思われる赤花の木肌はシマサルスベリより白っぽいです。(右側)
シマサルスベリの木肌は茶色です。(左側)
シマサルスベリの葉の紅葉は真っ赤で非常にきれいです。
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このような真っ赤な発色は自生地九州では見られないとか。じつは水戸でも2014年に見ただけで、2015年、2016年は葉が紅葉せずにしおれてしまいました。
そこで今年はぜひ紅葉を見てみたいものと想い、シマサルスベリが紅葉する条件を考えました。
紅葉した2014年の紅葉前の1カ月の気温の推移を調べました。
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これは2014年真っ赤に紅葉した年の10月の水戸気象台の気温の推移です。順調に気温が下がって行きます。
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11月になっても気温が下がって行き、16日と19日に0.8度を記録しました。
それ以降は気温が上昇して氷点下にはなりませんでした。そして上の写真のようにシマサルスベリの葉は真っ赤に紅葉しました。
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2015年は11月になっても気温の高い日が続いてシマサルスベリの葉は12月になっても青いまゝでした。
12月9日に氷点下0.6度となりました。紅葉の予感がしたのでしたが、18・19・20日と氷点下の朝が続き、シマサルスベリの葉は紅葉せずにしおれ枯れてしまいました。
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シマサルスベリ
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シマサルスベリ
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2016年はよく黄葉した2014年と似て、10月から11月にかけて順調に気温が下がってきました。
11月10日に0.4度と紅葉にはもっとも理想的な気温で、この日からわずかながら紅葉が始まっていたようです。
ところが、24・25日と氷点下で1.2度を記録して、葉がしおれてしまいました。
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シマサルスベリの紅葉が見られると期待していたのですが、11月25日の氷点下1.2度で葉がしおれてしまいました。
以上のことからシマサルスベリが真っ赤に紅葉するためには、秋になってから気温が順調に下がり続けること。
そして気温が零度近くまで下がること。でも紅葉するまでは氷点下にならないこと。
以上の条件が満たされることが必要と考えられます。
ナンキンハゼも葉が紅葉しないで寒さにしおれてしまいます。カエデほどには耐寒性のない、暖地の植物がきれいに紅葉するためには紅葉するまでは氷点下にならないこと、でも零度に限りなく近づくことが必要のようです。
果たして今年は紅葉が見られるでしょうか。紅葉を見るために霜よけなどをすると効果があるのかもしれませんね。
20211109 フォト蔵リンクの写真が表示されていなかったので3枚入れ替える。