庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

日本に1本しかない木 その3

2014年11月15日 | 庭の花たち
出島の木は成長は遅く、高さ10mになるのに100年はかかるといわれているとのことです。長崎出島にある出島の木は幕末のころ植えられたと思われていますが、樹高は11m、幹まわりは1.2mほどだそうです。
 その長崎出島の木の実生苗、日本で2本目3本目の生長もまた超スローペースです。2010年12月に発芽してから、まる4年になりますが高さは、大きい方で12cm、小さい方は8cmです。
 これは2010年12月に発芽した時です。

 次は発芽翌年の2011年

 次は2年後の2012年 この年は春に降雹のため冬芽が傷つき一枚も葉が出ませんでした。

 次は3年後の2013年 元気に4枚の葉をだし、秋にも1枚の葉、計5枚も葉を出しました。

 そして今年で満4年 初夏に4枚 秋に2枚の葉をつけ元気なようすです。

 こうして4年で12cmの高さになりました。平均1年で3cm。超スローな成長です。この分では100年で10mもうなづけます。
もともと南洋に自生する木ですから、長崎でも寒いだろうに、茨城ではどんなにか寒く感じていることでしょうか。もちろん冬季は屋内に置いておきます。
それでも今夏は猛暑だったのでこれまでになく成長したのです。
日本に1本しかない木の2本目、3本目は無事に成長することができるのかどうか。
どこぞの熱帯植物園にでも入れていただくか、長崎出島に戻れれば将来の生長が約束されたようなものですが、我が家ではあと数年後には管理しきれなくなりそうです。







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