※zazaの一員である山田肇さんの映画評をご覧ください。
西山正啓監督の最新作「主権在民」の映画をシネ・ヌーヴォに見に行きました。素晴らしい映画でした。
西山監督は、素晴らしい仕事をされていると思いました。
1999年にJCOの臨界事故があった東海村の原発
その東海村には、今も高い放射能が町のあちこちにある。
何の補償もなく、未だに誰も責任をとらない。
新聞で読んだことのある大泉製作所の前で、谷田部さんが怒る。
また、東海村の村長、村上達也さんが、この国は、国民を見捨ててだめだと語り、
「原発による繁栄は『一炊の夢』
「金で魂は売らない」と廃炉を要求している。
西山監督の話によれば、新緑の芽吹く季節を待って、映画にとったという
武藤類子さんの燦(きらら)という里山喫茶店?の前で、
武藤さんが原発事故で何もかも食べられなくなった、使えなくなったと怒りをもって語る。
そして、分断されている被災者、それを何とかしようと、国と東電の責任を追及するために、
1324人で「事故により、日常を奪われ、人権を踏みにじられた者たちが
力を一つに合わせ、怒りの声をあげました」と福島原発告訴団を結成して。告訴に向かう。
その集会の中で、大連から引き揚げて来られた婦人が、「二度も国によって、棄民された」
と怒りのことばを述べ、責任をあいまいにするのではなく、責任追及が必要だと告訴に踏み切ったと言われる。
そうです。悪いことをした者の責任を追及しないと、また、同じことが繰り返される。
黙っていては、何も変わらない。怒りを、闘いに、行動に変えないと!
侵略戦争を引き起こした天皇と天皇制は、責任を追及されず、生き残り、戦後も、安保条約で天皇制を守った。
西山監督も言われていたが、中央道の笹子トンネル事故では、すぐ警察が動いたのに、福島原発の事故では、警察も検察も動かない。
福島を人間が生きられない土地にし、避難を強いられた人々がいるというのに
また、今も福島で放射能被曝や汚染にさらされながら、生活している人々や子どもたちがいるというのに、
国も東電も責任をとろうとしない。
それに対する怒りが、「主権在民」の映画には満ちています。
こんな素晴らしい映画が、シネ・ヌーヴォで7~8人しか見ている人がいない。
前日に行った人の話では、5人だったらしい。なんでや?もったいない。
もっとたくさんの人に見てほしい映画です。
東海村と福島の怒りを、もっとたくさんの人に共有してほしい映画です。
だが、シネ・ヌーヴォでは12/7で上映終了です。残念。
あちこちで自主上映会を開いて、見てほしい映画です。
西山正啓監督の最新作「主権在民」の映画をシネ・ヌーヴォに見に行きました。素晴らしい映画でした。
西山監督は、素晴らしい仕事をされていると思いました。
1999年にJCOの臨界事故があった東海村の原発
その東海村には、今も高い放射能が町のあちこちにある。
何の補償もなく、未だに誰も責任をとらない。
新聞で読んだことのある大泉製作所の前で、谷田部さんが怒る。
また、東海村の村長、村上達也さんが、この国は、国民を見捨ててだめだと語り、
「原発による繁栄は『一炊の夢』
「金で魂は売らない」と廃炉を要求している。
西山監督の話によれば、新緑の芽吹く季節を待って、映画にとったという
武藤類子さんの燦(きらら)という里山喫茶店?の前で、
武藤さんが原発事故で何もかも食べられなくなった、使えなくなったと怒りをもって語る。
そして、分断されている被災者、それを何とかしようと、国と東電の責任を追及するために、
1324人で「事故により、日常を奪われ、人権を踏みにじられた者たちが
力を一つに合わせ、怒りの声をあげました」と福島原発告訴団を結成して。告訴に向かう。
その集会の中で、大連から引き揚げて来られた婦人が、「二度も国によって、棄民された」
と怒りのことばを述べ、責任をあいまいにするのではなく、責任追及が必要だと告訴に踏み切ったと言われる。
そうです。悪いことをした者の責任を追及しないと、また、同じことが繰り返される。
黙っていては、何も変わらない。怒りを、闘いに、行動に変えないと!
侵略戦争を引き起こした天皇と天皇制は、責任を追及されず、生き残り、戦後も、安保条約で天皇制を守った。
西山監督も言われていたが、中央道の笹子トンネル事故では、すぐ警察が動いたのに、福島原発の事故では、警察も検察も動かない。
福島を人間が生きられない土地にし、避難を強いられた人々がいるというのに
また、今も福島で放射能被曝や汚染にさらされながら、生活している人々や子どもたちがいるというのに、
国も東電も責任をとろうとしない。
それに対する怒りが、「主権在民」の映画には満ちています。
こんな素晴らしい映画が、シネ・ヌーヴォで7~8人しか見ている人がいない。
前日に行った人の話では、5人だったらしい。なんでや?もったいない。
もっとたくさんの人に見てほしい映画です。
東海村と福島の怒りを、もっとたくさんの人に共有してほしい映画です。
だが、シネ・ヌーヴォでは12/7で上映終了です。残念。
あちこちで自主上映会を開いて、見てほしい映画です。