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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

緊急:下地真樹さんら市民の不当逮捕に抗議の記者会見

2012-12-21 23:39:26 | 
※意見表明の自由は民主主義の基本です。声をあげる市民を不当にも逮捕することは、まさしくその自由を蹂躙するものです。
 
高作正博さんフェイスブックから転載します。
 
緊急です。

【記者会見のお知らせ】
12月9日の下地真樹准教授ら市民の不当逮捕に抗議し即時釈放と謝罪を求める記者会見
①支援者による説明
②憲法研究者声明

12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が大阪府警によって逮捕されました。
この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。

今回の逮捕に対し、12月17日には憲法研究者67名による、 「JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明」が公表されました。
記者会見では、声明の呼びかけ人である、石埼学(龍谷大学)、成澤孝人(信州大学)から、憲法研究者の視点から今回の逮捕・拘留が不当である論拠を提示し、即時釈放を改めて訴えます。

また、12月13日に研究者・弁護士らが呼びかけ人となってはじまった、逮捕への抗議と一日も早い釈放を求める署名は12月20日現在、呼びかけ人は90名、署名は7500筆に達しています。記者会見では、署名の呼びかけ人であり、下地真樹さんの友人でもある朴勝俊(関西学院大学)から、下地さんの心身の状態、大学の動きを、署名の現状と共にお伝えいたします。
ぜひ、ご参加頂けますよう、お願い申し上げます。

【12月9日の下地真樹准教授ら市民の不当逮捕に抗議し即時釈放と謝罪を求める記者会見】
■出席者:石埼学(龍谷大学)、成澤孝人(信州大学)、朴勝俊(関西学院大学)、ほか数名
■日時:12月22日(土) 14時~15時
■場所:大阪市立平野区民センター 第3会議室 (地下鉄谷町線「出戸」下車 徒歩5分)
■お問合せ■ 「放射能拡散に反対する市民を支援する会」
E-mail civicactivity@mail.goo.ne.jp
Webサイト http://keepcivicactivity.jimdo.com/
【署名】市民の不当逮捕に抗議します - 放射能拡散に反対する市民を支援する会-Civic Activity
keepcivicactivity.jimdo.com
放射能と有害物質を含む震災がれきの 広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
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大阪市教育振興基本計画素案にパブリックコメントを

2012-12-21 05:57:46 | 

※ブログ大阪教育条例NO!から転載します。

2012年、大阪で成立した教育関連条例の具体化と、「君が代」不起立処分に反対する運動の交流ブログです。

「伸ばす子はしっかり伸ばす」教育と「習熟の遅れを取り戻すための特別学校」の設置がもたらすもの2012-12-20 21:26:43 | 大阪市:教育振興基本計画

市教委は12月5日から1月4日まで「素案」についてのパブリックコメントを行っています。教育振興基本計画は、教育条例具体化の実行計画書であり、教育破壊作用は計り知れません。是非、「素案」を読み、パブコメで大阪市教委に声を届けてください。

◆パブリックコメント窓口◆

パブコメは、「応募用紙」を郵送、ファクシミリ、電子メール、持参のいずれかの方法でできます。電子メールによる場合は、下記のホームページから「応募用紙」をダウンロードし、そのファイルをメールでお送りください。

http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/kyoiku/0000194120.html

◆大阪市教育振興基本計画「素案」

http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/cmsfiles/contents/0000194/194120/soann.pdf
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大阪市教育振興基本計画「素案」を検証する⑥
「伸ばす子はしっかり伸ばす」教育と「習熟の遅れを取り戻すための特別学校」の設置がもたらすもの
 
「素案」には、「中学校の国語・数学・英語・理科で1年間を通じた習熟度別授業の実施」が盛り込まれています。これまでも習熟度授業は進められてきましたが、予算的な裏付けがなく部分的にしか行われてきなかったものが、年間を通じた習熟度別授業を目指すとしています。習熟度別授業は、子どもたちを学力別に分けてクラスを分割して授業を行うものです。「出来る子」にはどんどん進んだ内容を教え、「出来ない子」には劣等感を植え付けるものでしかないのではないでしょうか。

他方で「素案」では、「習熟の遅れを取り戻すための特別学校」の設置や、いじめた子の出席停止の活用や学校外での指導=学校からの排除も盛り込んでいます。「枠にはまらない」子どもたちを排除していこうとする姿勢が伺えます。その立場におかれる子どもたちの心情は全く考慮されていません。

クラスにいる子どもたちは、様々な学力や個性を持ち、それは教科・学校生活の場面によっても大きく違うし、得意なものも苦手なものも違う子どもたちの集まりです。そのような多様な子どもたちの集団だからこそ、お互いに協力し合い「学び会う」のではないでようか。学力別に分離していく集団作りは、差別と格差を子どもたちに植え付けていくしかないと思います。

「素案」の根底には、橋下市長の「教育観」があります。橋下市長は、第2回有識者会議で小学校低学年からの理科の復活、塾代バウチャー、習熟度別学習の徹底、「児童放課後いきいき事業」の公募化などを主張し、「素案」に盛り込ませました。そこでは「悪しき画一主義、頑張っている子が頑張っていない子に引っ張られているのが現状。今は頑張る子どもを伸ばそうというように推進している。」「下位層の底上げの一方で、上位層をさらに伸ばすということが不足していた。」と、一部のエリート優先の教育を行うことを具体化したのです。

このままでは、大阪で蓄積されていた「共に学び共に生きる」教育、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」推進された仲間作りを根本から否定することになるのではにでしょうか。
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