やはりその里弄です。裏口にしている建物を中心に撮って居ます。裏口らしい佇まいであるのが判ります。
ここらで大韓民国臨時政府について最近見知ったことを記します。
1919年3月1日に朝鮮半島で三一運動とか万歳事件とか立場により呼び方が異なる「事件」がありました。このことは日本の高校の教科書にも出ています。この運動は、所期の目的は達成出来ず、朝鮮総督府により鎮圧されましたが、そこから逃れた人達が1919年4月の上海の馬当路に「大韓民国臨時政府」を設立しました。
初代大統領は李承晩で、戦後大韓民国の初代大統領だった、そして日本人には李承晩ラインでお馴染みのあの李承晩です。彼は1925年まで臨時政府の大統領でしたが、内部抗争ににより弾劾されて大統領ではなくなっています。
臨時政府はその後、江蘇省鎮江や浙江省杭州へ移転し、四川省のある都市をへて、最終的には重慶で終戦を迎えます。
朝鮮半島南部は戦後アメリカ軍が占領して軍政を敷いた後、その後大韓民国が独立して、今日に至ります。アメリカ軍は臨時政府の正当性を認めなかったようですが、その後の大韓民国政府は、この上海に始まる臨時政府の正統性を認めています。国号や国歌は臨時政府の時代のままだそうです。韓国の歴代大統領や高官は必ずここを訪れているようです。
これは私の推測ですが、大韓民国の国号は、李氏朝鮮の滅亡時大韓帝国と名乗っていた大韓と、1911年に辛亥革命で成立した中華民国の民国をとって名付けたのだと思います。
現在も韓国人は上海に来ると必ずここへ参観にくるようです。私が行った時は少なかったですが、それでも数人は韓国の人らしき人々を見かけました。
韓国人にとってはこんなに有名な旧址を私は全く知りませんでした。日本語の観光案内所には一切記述がありません。上海でも特段教育はしていないようで、上海の若い人一人に尋ねてみましたが知らないということでした。
中国では朝鮮戦争があり、韓国と国交を樹立したのは遠くない昔ですが、戦後ずっとこの旧址を保存しているようです。重慶にある旧址も残っているようです。
画像(または標題)をクリックして画像を大きくして見てください。またコメントを見るには下の「コメント(0)」の数字(0)をクリックしてもコメントを見たり書いたりできます。ぜひ
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ここらで大韓民国臨時政府について最近見知ったことを記します。
1919年3月1日に朝鮮半島で三一運動とか万歳事件とか立場により呼び方が異なる「事件」がありました。このことは日本の高校の教科書にも出ています。この運動は、所期の目的は達成出来ず、朝鮮総督府により鎮圧されましたが、そこから逃れた人達が1919年4月の上海の馬当路に「大韓民国臨時政府」を設立しました。
初代大統領は李承晩で、戦後大韓民国の初代大統領だった、そして日本人には李承晩ラインでお馴染みのあの李承晩です。彼は1925年まで臨時政府の大統領でしたが、内部抗争ににより弾劾されて大統領ではなくなっています。
臨時政府はその後、江蘇省鎮江や浙江省杭州へ移転し、四川省のある都市をへて、最終的には重慶で終戦を迎えます。
朝鮮半島南部は戦後アメリカ軍が占領して軍政を敷いた後、その後大韓民国が独立して、今日に至ります。アメリカ軍は臨時政府の正当性を認めなかったようですが、その後の大韓民国政府は、この上海に始まる臨時政府の正統性を認めています。国号や国歌は臨時政府の時代のままだそうです。韓国の歴代大統領や高官は必ずここを訪れているようです。
これは私の推測ですが、大韓民国の国号は、李氏朝鮮の滅亡時大韓帝国と名乗っていた大韓と、1911年に辛亥革命で成立した中華民国の民国をとって名付けたのだと思います。
現在も韓国人は上海に来ると必ずここへ参観にくるようです。私が行った時は少なかったですが、それでも数人は韓国の人らしき人々を見かけました。
韓国人にとってはこんなに有名な旧址を私は全く知りませんでした。日本語の観光案内所には一切記述がありません。上海でも特段教育はしていないようで、上海の若い人一人に尋ねてみましたが知らないということでした。
中国では朝鮮戦争があり、韓国と国交を樹立したのは遠くない昔ですが、戦後ずっとこの旧址を保存しているようです。重慶にある旧址も残っているようです。
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福建ホ田は昨日でお終いです。今日から上海新天地付近を散策した様子を紹介します。ここには今年1月24日に行きました。
新天地は上海淮海中路(わいはいちゅうろ)の南側にある区域で、フランス租界時代の建物が取り残されていたのを活用して再開発された地域で、現在は上海の観光スポットになっています。
新天地には、中国共産党第一回党大会址(あと)があり、これは立派に改修修復されています。これも含め新天地はこのシリーズの後半で紹介しますが、まずは馬当路(ばとうろ)の大韓民国臨時政府旧址(きゅうし)を紹介します。
実はこれを目的に馬当路へ行ったのですが、ついでに新天地も含めようと思い、ついでに新天地も紹介するという感じです。
大韓民国臨時政府址が上海馬当路にあることは昨年年末に初めて知りました。しかも個人的にも馴染みのある淮海中路近くにあると知り、是非一度見て見たいと思い、行きました。
これがある一角は馬当路に面した里弄(りろう)の中にあります。これがあるので、再開発できず、取り残されているという感じでブロック全体が昔のままです。
写真をご覧下さい。里弄というのは上海独特の民居で、入り口の奥に小路があり、それに面して縦割り長屋が並びます。
写真はその入り口です。普慶というのがこの里弄の名前で、上に1925という数字が見えるので、この入り口は1919年設立の臨時政府より後に出来たということになります。
里弄入り口の左横に「大韓民国臨時政府旧址管理処」という白い看板があります。その更に右手にガラスドアがありますが、その中が切符売り場です。そして、旧址紹介のDVDを見ることが出来ます。
通常韓国人の参観者で一杯なのだそうですが、私の時は、だれもおらず、DVDを所望すると、韓国語と中国語どっちにすると聞かれ、勿論中国語をお願いして一人で見ることが出来ました。
切符を買うときには、身分証を出せと注意書きがあり、実際に要求されパスポートを見せましたが、特段反応はありませんでした。切符売りは若い女性でしたが、隣の係員に上海語で「さぱにん」(日本人)と話していたので、彼らは上海人であることが判りました。旧址内は撮影禁止なのですが、係員というか監視人は全部おばさんで、上海語で会話していました。この旧址は上海市政府かこの地域の盧湾区政府が管理しているのだと思います。
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新天地は上海淮海中路(わいはいちゅうろ)の南側にある区域で、フランス租界時代の建物が取り残されていたのを活用して再開発された地域で、現在は上海の観光スポットになっています。
新天地には、中国共産党第一回党大会址(あと)があり、これは立派に改修修復されています。これも含め新天地はこのシリーズの後半で紹介しますが、まずは馬当路(ばとうろ)の大韓民国臨時政府旧址(きゅうし)を紹介します。
実はこれを目的に馬当路へ行ったのですが、ついでに新天地も含めようと思い、ついでに新天地も紹介するという感じです。
大韓民国臨時政府址が上海馬当路にあることは昨年年末に初めて知りました。しかも個人的にも馴染みのある淮海中路近くにあると知り、是非一度見て見たいと思い、行きました。
これがある一角は馬当路に面した里弄(りろう)の中にあります。これがあるので、再開発できず、取り残されているという感じでブロック全体が昔のままです。
写真をご覧下さい。里弄というのは上海独特の民居で、入り口の奥に小路があり、それに面して縦割り長屋が並びます。
写真はその入り口です。普慶というのがこの里弄の名前で、上に1925という数字が見えるので、この入り口は1919年設立の臨時政府より後に出来たということになります。
里弄入り口の左横に「大韓民国臨時政府旧址管理処」という白い看板があります。その更に右手にガラスドアがありますが、その中が切符売り場です。そして、旧址紹介のDVDを見ることが出来ます。
通常韓国人の参観者で一杯なのだそうですが、私の時は、だれもおらず、DVDを所望すると、韓国語と中国語どっちにすると聞かれ、勿論中国語をお願いして一人で見ることが出来ました。
切符を買うときには、身分証を出せと注意書きがあり、実際に要求されパスポートを見せましたが、特段反応はありませんでした。切符売りは若い女性でしたが、隣の係員に上海語で「さぱにん」(日本人)と話していたので、彼らは上海人であることが判りました。旧址内は撮影禁止なのですが、係員というか監視人は全部おばさんで、上海語で会話していました。この旧址は上海市政府かこの地域の盧湾区政府が管理しているのだと思います。
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