デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

最後のアダプタ作成-その2 (設計開始)

2008年11月09日 15時20分38秒 | Weblog
待ちに待ったSONY DSC-W300が届いた。
これで主要な部品や材料はほぼ揃った。


アダプター作成に入る前に、作成の前提を整理しておくと、

1. スコープが2本(KOWA TSN-824M とTSN-664ED(更にモバスコ用
   (VIXEN GEOMA 52-S)をいれると3本のスコープになる。)あるが、
   どのスコープにも簡単に迅速に取り付けられるようにする。
 

2. 横位置撮影、縦位置撮影にも迅速に対応できるようにする。

3. 工作中に光軸合わせが簡単に行える構造にする。

4. 撮影中にブレなどが発生しないように堅固な構造とする。

まぁ、ざっとこんなところであるが、未だにずーっと昔のデジカメを取り付けて遊んだりする
実習生のこと、古い機材に足を引っぱられてこんな設計になってしまう場合もある。
(こういうのを“レガシー対応に苦労する”と言うのだろうか?)

  


↓ やっと揃った主要部品と材料。



デジスコ・アダプター作成で重要なことは取り付けたデジカメのワイド端からテレ端にわたって
ケラレが発生しないようにすることである。
そのためにはまず、接眼レンズとデジカメレンズの最適な間隔(クリアランス)を把握する必要が
ある。
これが決まらないとスコープとデジカメを接続するチューブの長さやデジカメの取り付け位置など
重要な項目の設計が出来ないのだ。



↓ それぞれの三脚にスコープとデジカメを乗せて、おおよその光軸合わせを行って
   間隔を調整していく。





↓ クリアランスが大き過ぎても小さ過ぎてもケラレが発生してしまう。



↓ 最適なクリアランスにすれば、ワイド端からテレ端までケラレ無しとなる。
   このときの値を設計で使用する。




↓ 大体の構造図。 使い方を覚えたばかりのJW-CADを使用して製図した。




↓ スコープとデジカメの接続部の設計図。 接続チューブの長さを決めるのが重要だ。
   もっとも、スコープのアダプターには調整余裕が12mmぐらいあるので細かい調整は
   その部分で行う。 




W300は確かに液晶モニターの画素数が大きいだけに高倍率ルーペを使ったときのぶつぶつ感
は少ないような気がする。(W200と較べて。 でもまだ実感はあまりわかない。)

そして高画素数になったり、高感度対応(ノイズ処理?)のためかシャッターを切ってから次のスタン
バイまでに時間がかかるような気がする。 W200はそこそこ、パチ、パチと撮れたような気がする。

工作上一番気がかりだった、電池・メモリーカードの出し入れ口が底面にあることはやっぱり工作は
しにくい。 
ルーペなど、他のカメラと共用にしようと思っているが、この辺りはW300専用になってしまうかも
知れない。


次回は材料の切り出しに入ります。   乞うご期待!
コメント (4)
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