デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

力の出る、漏れの少ないピストンを工作中です

2011年09月05日 21時05分10秒 | Weblog
2011/9/4 (日曜日) 曇り時々雨


いよいよまた工作を再開した。
今までにいくつピストンを作っただろう?
スターリングエンジンのを加えれば10個ぐらいは作っているかも知れない。
最初はアルミパイプとその内径にぴったり合うアルミ棒の組み合わせで作った。
アルミには半田付けができない(大層難しい)ので苦労したが、それよりも
ピストンにする直径15mmのアルミ丸棒の中心に真っ直ぐの穴を開ける方が
もっと難しかった。
何度やっても中心からずれてしまい、ピストンが偏心してしまうのだ。
それでシリンダーの中での動きが渋くて、つい大目に削ってスカスカピストン
にしてしまう。
やがて、真鍮材を使うようになり、工作も少し進歩したが、それでも手で丸く
削るピストンは歪んだり偏心したりでスカスカピストンばかり作ってきた。
最近はインターネットの情報交換でお知り合いになった友人もでき、
いろいろアドバイスをいただくことができるようになった。
いわく、
「ピストンは少し固め(きつ目)の方がいい・・・ 口で空気を吹き込んで
くるくると軽く回るようでは力は出ない・・・」

うーん、そうだったか・・・・
自分が作ったピストンは「軽く回るほうが良いのじゃないか・・・」 と
思って軽く回るように工作していた。
それでZB-1も力が出ないんだなぁ・・・
よーし、今度は少しぐらい固くても漏れが無くて力が出せるピストンを作るぞ!




↓  雨降りの日の退屈しのぎに図面を書いてみた。
    でも、いつも図面のとおりにはできたことが無いんだから、無駄なことだけどね(笑い)





↓  手持ちの工具はこんなものしかありません。 全て手作業で工作するのです。


↓  材料の穴あけは最近、卓上ボール盤を買ったので格段に精度と効率が上がった。



↓  定規とコンパス。 最近は目が悪くなり細かいものが見えなくなってしまった。
    歳はとりたくないもんだ・・・・・


↓  ピストンを作るための材料。



↓  さぁ、シリンダーになる真鍮パイプを切り取ろう。



steam loco 01_パイプ切断


steam loco 02_切口整形



↓ 切り取ったパイプをシリンダーの長さに合わせて卦書く。



↓ 寸法どおりに削っていく。



↓  シリンダーの切り口は正確に直角でなくてはならない。 ピストン棒がシリンダーに
    並行に出ていくんだからね。



steam loco 10 直角チェック



↓  シリンダーの蓋を止めるフランジを作る。 これをヤスリで丸く削る。



steam loco 04_フランジ整形



↓  丸く削り終わったところ。 これから真ん中をくり抜く。



↓  くり抜く穴に沿って細い穴を開ける。 そこにイトノコを通して・・・・・



steam loco 05_フランジ穴開


steam loco 06_糸鋸



↓  シリンダーのフランジ(鍔)らしくなってきた。 これからヤスリで削って整形する。


steam loco 07_ヤスリ掛



↓  シリンダーの蓋を止めるネジ穴を開ける。



steam loco 08_ネジ穴加工



↓  出来上がったシリンダーとフランジ。



steam loco 09_シリンダー






さぁ、シリンダーは大体できた。
明日はピストンを作ろう。
コメント (2)
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