2011/9/7 (水曜日) 晴れ
漏れが少ない(と、思います)新しいピストンが出来上がった。
このピストンはピストンの厚さが15mmと、今までのものの3倍の厚さがある。
ピストンが厚いとシリンダーとの隙間があっても蒸気が漏れていく通路の距離が
長いので、それだけ抵抗が大きくなって漏れが少なくなるはずだ。
(ホントかどうかはわかりませんが、何となくそんな気がします。)
近々このピストンを模型蒸気機関車ZB-1に取り付けて実験してみる予定だ。
↓ 5mm厚のアルミ板を円形に加工して3枚重ね、15mm厚のピストンにする。
↓ 材料を万力に咥えてカナノコで切断する。 アルミでも5mm厚となると結構力がいる。
steam loco A00 ピストン切り出し
↓ この3枚を丸く削ってから重ねて一つのピストンにする。
↓ 案内円のとおり切り取っていく。
↓ 大体丸く削ったところ。 これを重ねてピストン棒に固定する。
↓ ピストン棒に取り付ける穴をあける。 これでもうコンパスでは円は描けない。
ピストン棒に固定した3枚の丸いアルミ板はこのままピストンになる。
ピストン棒からはもう外さない。
↓ ピストン棒ごと万力に咥えて丸く削る。
steam loco A02 丸く削る
丸くなるように削っていると案内円が消えてしまう。
書き直そうとしてもピストン棒に取り付けられているのでコンパスは使えない。
そこでこの治具を使って案内円を描きなおす。
steam loco A01 治具で円描き
↓ きれいに描き直された案内円。 ピストンも大分丸くなってきた。
案内円をたよりに丸くなるように削っていくのだがなかなかうまくいかない。
かなりの偏心が生じてしまう。
そこで何度も偏心をチェックして修正していく。
steam loco A03 偏芯チェック
steam loco A04 偏芯削り
steam loco A05 偏芯取れてきた
偏心も大分取れて丸くなってきた。
最後はボール盤をロクロの代わりにしてまん丸に仕上げていく。
steam loco A06 ボール盤ロクロ
↓ ボール盤ロクロ中も偏心チェックは行う。 全面に傷が付けば偏心は無いことになる。
削り終わり直前はサンドペーパーで慎重に削る。
削り過ぎては今までの苦労が水の泡になるのだから!
steam loco A07 サンドペーパー
steam loco A08 もう少しで
steam loco A08 バンザイ
steam loco A10 コンパウンド
↓ 出来上がったシリンダーとピストン。 果たしてその性能は?
慎重に偏心チェックをしたおかげでピストンはシリンダーの中でくるくる回転する。
もし、偏心している場合にはピストンがスムーズに動く位置は一箇所だけで
シリンダーの中では回転できない。
ただ、少し削りすぎたかも知れない。 ちょっと動きが軽すぎる。
だけど前のものよりは良いだろう。
テストするのが楽しみだ。
漏れが少ない(と、思います)新しいピストンが出来上がった。
このピストンはピストンの厚さが15mmと、今までのものの3倍の厚さがある。
ピストンが厚いとシリンダーとの隙間があっても蒸気が漏れていく通路の距離が
長いので、それだけ抵抗が大きくなって漏れが少なくなるはずだ。
(ホントかどうかはわかりませんが、何となくそんな気がします。)
近々このピストンを模型蒸気機関車ZB-1に取り付けて実験してみる予定だ。
↓ 5mm厚のアルミ板を円形に加工して3枚重ね、15mm厚のピストンにする。
↓ 材料を万力に咥えてカナノコで切断する。 アルミでも5mm厚となると結構力がいる。
steam loco A00 ピストン切り出し
↓ この3枚を丸く削ってから重ねて一つのピストンにする。
↓ 案内円のとおり切り取っていく。
↓ 大体丸く削ったところ。 これを重ねてピストン棒に固定する。
↓ ピストン棒に取り付ける穴をあける。 これでもうコンパスでは円は描けない。
ピストン棒に固定した3枚の丸いアルミ板はこのままピストンになる。
ピストン棒からはもう外さない。
↓ ピストン棒ごと万力に咥えて丸く削る。
steam loco A02 丸く削る
丸くなるように削っていると案内円が消えてしまう。
書き直そうとしてもピストン棒に取り付けられているのでコンパスは使えない。
そこでこの治具を使って案内円を描きなおす。
steam loco A01 治具で円描き
↓ きれいに描き直された案内円。 ピストンも大分丸くなってきた。
案内円をたよりに丸くなるように削っていくのだがなかなかうまくいかない。
かなりの偏心が生じてしまう。
そこで何度も偏心をチェックして修正していく。
steam loco A03 偏芯チェック
steam loco A04 偏芯削り
steam loco A05 偏芯取れてきた
偏心も大分取れて丸くなってきた。
最後はボール盤をロクロの代わりにしてまん丸に仕上げていく。
steam loco A06 ボール盤ロクロ
↓ ボール盤ロクロ中も偏心チェックは行う。 全面に傷が付けば偏心は無いことになる。
削り終わり直前はサンドペーパーで慎重に削る。
削り過ぎては今までの苦労が水の泡になるのだから!
steam loco A07 サンドペーパー
steam loco A08 もう少しで
steam loco A08 バンザイ
steam loco A10 コンパウンド
↓ 出来上がったシリンダーとピストン。 果たしてその性能は?
慎重に偏心チェックをしたおかげでピストンはシリンダーの中でくるくる回転する。
もし、偏心している場合にはピストンがスムーズに動く位置は一箇所だけで
シリンダーの中では回転できない。
ただ、少し削りすぎたかも知れない。 ちょっと動きが軽すぎる。
だけど前のものよりは良いだろう。
テストするのが楽しみだ。