2023・08・26(土曜日) 晴れ
OPアンプ(741)を使ってウィーンブリッジ発振器を工作してみた。
最初に「基本回路」?で単純な発振器を組んで実験してみたが、調整が
とても微妙で難しく、波形歪を減らそうとするとすぐ、発振停止になって
しまい、固定周波数での発振が精いっぱいという感じだった。
そこで参考書に記載されていた「簡単な正弦波発振器」を真似て工作して
みた。 この回路は負帰還回路にダイオードが挿入されていて発振は安定し
ていて調整も楽に行えた。
しかし、発振周波数によって出力が大きく変化するのが難点だった。
以前工作して「失敗」した「FETでNFBの強度を調節」する回路を
実験してみた。
今回はオシロスコープやテスターもそろっているから???
回路図
ブレッドボードに組んだ回路。
正帰還回路、負帰還回路の抵抗値を調整して発振させた。
回路のTP(テスト・ポイント)の波形はこんな感じです。
発振周波数は低い方は20Hzぐらいから、高い方は70KHzぐらいまで。
ただし、NFBの調整が必要で、連続させて発振させるには「歪が発生」する
周波数バンドが生じてしまう。
歪が少なくきれいな発振を連続した周波数で使用するには700Hz~50KHz
ぐらいの範囲になってしまう。
周波数範囲をいくつかに分けてその範囲に対応するNFB強度に調節しておけば
良いかもしれない。
発振周波数を変化させながら出力レベルを確認してみた。
その時の動画をご覧ください。
低い周波数(365Hz)の波形 基準レベル(1KHzの出力)より大分低い。
1KHzの波形。 出力レベルの基準にした。(5.2Vpp)
出力レベルが一番大きい。 35.17KHz
レベルが下がっていく。
出力レベルが大分下がった。 これ以上高い周波数では発振が停止してしまう。
数十Hzから70KHzという広い周波数帯を一つのレンジでカバーするのは
ちょっと無理だろう。
いくつかの範囲に分けて、それぞれの範囲に最適な負帰還がかけられるよな回路に
すれば、もうちょっとマシな正弦波発振器になるかもしれない。
さぁ、次はこの回路に「cdsアナログフォトカプラ」を組み込んで、「正弦波
スイープゼネレータ―」の実験をしてみよう。
(続く)