デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

OPアンプ ウィーンブリッジ発振器を改造

2023年08月28日 13時12分33秒 | 工作実習

2023・08・26(土曜日) 晴れ

 OPアンプ(741)を使ってウィーンブリッジ発振器を工作してみた。
 最初に「基本回路」?で単純な発振器を組んで実験してみたが、調整が
とても微妙で難しく、波形歪を減らそうとするとすぐ、発振停止になって
しまい、固定周波数での発振が精いっぱいという感じだった。

 そこで参考書に記載されていた「簡単な正弦波発振器」を真似て工作して
みた。 この回路は負帰還回路にダイオードが挿入されていて発振は安定し
ていて調整も楽に行えた。
 しかし、発振周波数によって出力が大きく変化するのが難点だった。

 以前工作して「失敗」した「FETでNFBの強度を調節」する回路を
実験してみた。
 今回はオシロスコープやテスターもそろっているから???

 

回路図

ブレッドボードに組んだ回路。

 

正帰還回路、負帰還回路の抵抗値を調整して発振させた。

 

回路のTP(テスト・ポイント)の波形はこんな感じです。

 

 発振周波数は低い方は20Hzぐらいから、高い方は70KHzぐらいまで。
 ただし、NFBの調整が必要で、連続させて発振させるには「歪が発生」する
周波数バンドが生じてしまう。

 歪が少なくきれいな発振を連続した周波数で使用するには700Hz~50KHz
ぐらいの範囲になってしまう。

 周波数範囲をいくつかに分けてその範囲に対応するNFB強度に調節しておけば
良いかもしれない。

 

発振周波数を変化させながら出力レベルを確認してみた。
その時の動画をご覧ください。

 

低い周波数(365Hz)の波形 基準レベル(1KHzの出力)より大分低い。

 

1KHzの波形。 出力レベルの基準にした。(5.2Vpp)

 

出力レベルが一番大きい。 35.17KHz

レベルが下がっていく。

 

出力レベルが大分下がった。 これ以上高い周波数では発振が停止してしまう。

 

 数十Hzから70KHzという広い周波数帯を一つのレンジでカバーするのは
ちょっと無理だろう。
 いくつかの範囲に分けて、それぞれの範囲に最適な負帰還がかけられるよな回路に
すれば、もうちょっとマシな正弦波発振器になるかもしれない。

 さぁ、次はこの回路に「cdsアナログフォトカプラ」を組み込んで、「正弦波
スイープゼネレータ―」の実験をしてみよう。

                      (続く)

 

コメント
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