不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Il Semaforo

2004-05-11 22:09:48 | まち歩き
東京人の東京観光
信号に異変あり?!にトラックバックさせてもらいます。

イタリアの信号は非常に小さくて低い場所についていて
初めて車を運転した頃には戸惑うことが多かったのですが、
今となってはこれが普通。慣れってすばらしい!

「東京人の東京観光」内の記事にあるとおり
日本の信号も少しづつ変化しているうで、
歩行者用信号の「人マーク」とその「背景」の色が
逆転しているという話です。
その記事を読んでいて
「おや、イタリアってどうだった??」と思い出してみたら
毎日見ているのに、ちゃんと思い出せないんですよね。
「たぶん人マークが緑色だったような・・・」みたいな。
曖昧な記憶。
で、早速確認して写真を撮ってみました。
やっぱり背景は黒で人マークが色つきでした。

I semafori italiani hanno normalmente lo sfondo nero e il segno colorato.
semaforo.jpg
ということで、これが携帯から投稿した写真。


sem02.JPG
そのあと夜になってもう一回デジカメでとった写真。
緑色でくっきり「人マーク」。
日本とはデザインやっぱり違うんですよね。

sem01.JPG
でイタリアの歩行者用信号には黄色もあります。
あっという間に点滅して赤に変わるので
黄色はなくてもいいじゃないかと思ったりもしますが。

sem03.JPG
そして、車両用の信号も歩行者用とほぼ同じ大きさで縦型。
一番下が緑なんですね、
これも今回初めて「気にして」見ました。

人間って毎日結構ボーっとモノを見ているのだって実感。
(というか私がボーっとしているのか?!)


Sotto il Sole della Toscana

2004-05-11 01:53:30 | 映画
なんだか美しいタイトルです。
オリジナルタイトルは「Under the Tuscan Sun」なのに
放題になると「トスカーナの休日」。なぜなのぉ。

特にトスカーナで休日を楽しんだわけでは
ないんですけどね、ヒロイン。
まぁ最初は離婚でズタボロになった心を癒すために
10日間のツアー旅行に乗っかって
トスカーナめがけて行ったわけですが、
途中で素敵な古びたおうちに出会ってしまって
そのまま即決でおうちを購入して
トスカーナに居座って云々、という話です。

映像はとても美しいです。
トスカーナの四季を堪能できます。
ついでにポジターノとかローマもちょこっと楽しめます。
(時々「あ。合成」と思う部分もあって
それはそれでチャチくていいです。)

映画自体はセンチメンタル恋愛モノで
まぁよくあるようなハリウッド的な話ですが、
でてくるイタリア人を見ていると笑えます。
イタリア人ってやっぱり
こういうふうに認識されているのねぇとかね。
こんなもん食べているのねぇ、とかね。
イタリアでおうちを改装するのって大変よねぇとか(現実)。

まぁ、前向きになるためにはいい映画かもしれません。
うだうだしながらもヒロイン(あ、ダイアン・レインね)は
一応前に向かっていきますので。
街の変わり者で、ヒロインに
色々とアドバイスをする女性キャサリンが
映画の終わりのほうで触れていますが、
この映画の底辺には
フェデリコ・フェリーニの映画『カビリアの夜』が
なんとなぁく流れています。
失った恋に負けない前向きな女性。
まぁ、そういうことです。

それにしてもこの映画でヒロインが
恋に落ちるイタリア人男性を
イタリア人俳優のRaoul Bovaが演じているのですが
うーん。
いや、Bova自体は別に嫌いでもない(好きでもないけど)けど、
どうもかっこ悪いのですよねぇ。何がいかんのだろうか・・・。
オフィシャルサイトを探してみたけどつぶれていたので
Bovaが見たい人はこちら
彼はもともと水泳選手でしたが
その後オリンピック出場を断念せざるを得ず
モデルとなりやがて役者に。
ローマ出身なので、確かにローマの街は似合うのかも。
(前作「La Finestra di Fronte」もローマが舞台だったような。
この映画はとてもいい映画です。)
ローマ方言ならまだしも、
無理してナポリ辺りの方言を駆使しているところが
(役柄ではポジターノの人なので)
ちょっと笑えたのね。

一人でふらっと思い立って観に行ったのですが、
平日(月曜日)の18:15からの上映。
私を含め観客はなんと7人!
私以外はみんなカップルというか夫婦。しかもいいお年の・・・。
そういう映画だったのですか??
うーむ。

それにしても
水泳選手→オリンピック断念→芸能界入り。
どこかでみたパターン。